カテゴリー「2005戦力分析」の30件の記事

2005年11月20日 (日)

戦力分析【広島編・’05終了】

2005年公式戦全日程も終了。順に戦力分析を紹介していきます。最終回はセ6位の広島東洋カープ。グラフは2004年末の戦力を青で、そして現在のカープの戦力を赤で示してみました。故障者続出で、コイの季節から6月にかけてAクラスから急降下。巨人との最下位争いに敗れ、山本監督は辞任。2000本安打を達成した野村も引退。チームの若返りが進む。

【野手編】
キャンプ中に正捕手・石原の長期離脱、正ショート候補・岡上が今季絶望。さらに交流戦でリードオフマンとして3割を打っていた尾形が今季絶望、主砲・ラロッカの慢性的な故障と泣かされ続けたシーズンだった。そのなかで、開幕3戦目から新井が大ブレイク。レギュラーから外された悔しさをバネに、3割43発。4番に座るまでの活躍を見せた。問題は守備面であり、114失策と12球団ダントツのワースト。新井(23エラー)、二遊間の守備力アップが上位進出のカギになる。

【投手編】
ベイルが抑えに転向しまずまずの安定感を見せたものの、つなぐ事が出来ずに8回で追いつき追い越されるシーンが目だった。それでも、リリーフ陣では永川がセットアッパーとして力投、故障上がりの横山にフォーク、ストレートのキレが戻った。問題は左のリリーフ陣で、佐竹(5点台)、広池(8点台)とゲームを作れず。先発陣ではエース・黒田が最多勝、大竹が10勝を挙げたものの、後が続かず。佐々岡、高橋建とベテラン先発陣に陰りが見え、投手陣の若返りが急務。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 黒 田 大 竹 小山田 デイビー レイボーン 長谷川
中継 永 川 横 山 佐 竹 佐々岡 広 池
抑え ベイル
次点 ロマノ 大 島 梅 津 高橋建 天 野
野手
捕手 石 原
内野 新 井 野 村 ラロッカ 山 崎 栗 原 東 出
木村拓 浅 井 福 井
外野 前 田 緒 方 森 笠 末 永
次点 木村一 松本高 松本泰 尾 形 福 地 廣 瀬
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2005年11月18日 (金)

戦力分析【楽天編・’05終了】

image-05e 2005年公式戦全日程も終了。順に戦力分析を紹介していきます。今回はパ6位の東北楽天ゴールデンイーグルス。グラフは現在のイーグルスの戦力を赤で示してみました。新球団として97敗と屈辱的なシーズンに終わった1年目。7月は月間勝ち越しと頑張ったが、ベテラン主体のチームでは夏場を乗り越えれず大負け。責任を取らされる形で田尾監督は更迭され、名将・野村監督へ。
【野手編】
image-05eorder 限られた予算枠のなかで、緊縮的に3外国人を補強するも失敗。しかし、6月にトレードで獲得した阪神・沖原が入団当日からスタメンとして生き返ったかのような活躍でチームに活気を取り戻した。ベテラン・山崎が25本と復活したが、やはり長打力に欠ける点は否めない。さらに盗塁数もリーグ最下位で、得点力不足も課題である。チーム打率がリーグ5位と低打率ながら、意外と勝負強い所もあり、打線がつながり出せば・・・という可能性も秘めているような気もする。

【投手編】
チーム防御率5.67では試合にならない。マスクを被る藤井の経験不足もあったのかもしれない。エース・岩隈が開幕直前の背筋痛がたたり、9勝と不本意なシーズン。ホッジス、ラスの両先発も6点台とローテでゲームを作れなかった。後半戦では、4年目・有銘が先発転向。完投能力もあり、今後の可能性を見せた。リリーフ陣も吉田豊、福盛の2人以外は安定感に欠いた。しかし一場、渡邉のルーキーもペナント終盤に活躍を見せ、来年への期待か。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 岩 隈 有 銘 ホッジス ラス 一 場 金 田
中継 吉田豊 小 山 渡 邉 玉 木 谷 中
抑え 福 盛
次点 山 村 朝 井 愛 敬 戸 叶 藤 崎 紀 藤
野手
捕手 藤 井 中 村
内野 山 崎 吉 岡 ロペス 高 須 酒 井 沖 原
トレーシー 佐 竹
外野 磯 部 関 川 鷹 野 川 口 飯 田 益 田
次点 長 坂 大 島 斉 藤 永 池 竜太郎 平 石
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2005年11月16日 (水)

戦力分析【巨人編・’05終了】

2005年公式戦全日程も終了。順に戦力分析を紹介していきます。今回はセ5位の読売ジャイアンツ。グラフは2004年末の戦力を青で、そして現在のジャイアンツの戦力を赤で示してみました。貯金生活がなんと1日もなく、シーズン最多敗戦の球団記録を塗り替えた堀内監督の失態。2人の新外国人がこけたなか、ローズ&清原との確執が表面化、原監督へバトンを返した。

【野手編】
強肩・キャプラーが低迷しチームの流れを切る中、代打要員に回された清水も腐る負のスパイラル。しかし清水はレギュラー復帰後、打率3割を残すも相変わらずの拙守。痛手は選手会長・高橋由の長期離脱、さらに低迷するチームの中、一発狙いで打線を切るローズ&清原を更迭。肩痛の阿部を1塁に回しながら、若手育成に後半戦は力を注いだ。鈴木の快足、矢野のハッスルプレイなど、出場機会を与えられた若手の奮闘。これこそ堀内監督が掲げた「スピード野球」ではないかとも思える。

【投手編】
抑え役に任命したミセリが4月に緊急解雇。代役の抑えを久保、木佐貫(内転筋痛、肩痛)、林の若手で回したなか、林が頭一つ抜け出した感がある。先発陣では上原が勝ち星に恵まれず、ベテラン・桑田をローテに入れる苦しい展開。早期KO、未勝利、防御率7点台の投手をローテから外さないとは。低迷したリリーフ陣のなかではシコースキーが70試合登板とフル回転したものの、シーズン終了直後の解雇。(払った年俸分、使うだけ使って用無し、と。)投手陣の再編がAクラス進出へのカギになる。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 上 原 高橋尚 工 藤 内 海 マレン 桑 田
中継 久 保 シコースキー 前 田 岡 島 ミアディッチ
抑え
次点 野間口 西 村 佐藤宏 酒 井 真 田 木佐貫
野手
捕手 阿 部 村 田 小 田
内野 清 原 仁 志 小久保 二 岡 鈴 木 江 藤
外野 清 水 ローズ 高橋由 矢 野 川 中 堀 田
亀 井
次点 西 山 黒 田 元 木 斉 藤 十川孝
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2005年11月15日 (火)

戦力分析【日本ハム編・’05終了】

2005年公式戦全日程も終了。順に戦力分析を紹介していきます。今回はパ5位の北海道日本ハムファイターズ。グラフは2004年末の戦力を青で、そして現在のファイターズの戦力を赤で示してみました。昨年はロッテとのマッチレースの末、3位に滑り込んだヒルマン監督。就任2年目の今年は投打にわたる主力選手の相次ぐ離脱に苦しみ低迷したシーズンだった。

【野手編】
球宴前に右手死球を受けたSHINJOが後半戦は思うように戦えなかったのが攻守にわたり大きい。後半になり、主軸の小笠原に当たりが戻り出したものの、前半戦の大不振は、開幕直後の悲劇でもある正捕手・高橋信の左ひざじん帯損傷と合わせて、交流戦11連敗の大型連敗を招く原因にもなった。シーズン途中のオバンドー、アルモンテの解雇も誤算。規定打席到達者で3割打者がチーム内にいないのも、12球団のなかでチーム打率最下位を象徴し、チーム三振数のリーグ記録も更新。

【投手編】
実力派・ミラバルの故障&解雇、抑え・横山の不調&救援失敗とこちらも大誤算。逆に、6月から登場した高卒ルーキー・ダルビッシュが5勝を挙げる活躍。3年目・鎌倉、メジャー志願・入来(弟)、途中入団のリーと苦しい先発台所事情を助けた。チーム防御率も昨年と比べて1点ほど下がっており、吉崎、武田ら新リリーフ陣の活躍が光ったように思える。しかし、10勝投手が4年連続2ケタ勝利のエース・金村だけでは上がれない。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 金 村 入 来 ダルビッシュ 鎌 倉 江 尻 リー
中継 建 山 吉 崎 MICHEAL 武 田 トーマス
抑え 横 山
次点 正 田 井 場 矢 野 橋 本 押 本 須 永
野手
捕手 高橋信 中 嶋 実 松
内野 小笠原 セギノール 木 元 金 子 奈良原 小谷野
小 田 田中幸
外野 稲 葉 SHINJO 坪 井 森 本 石 本
次点 古 城 田中賢 飯 山 島 田 上 田 工 藤
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2005年11月13日 (日)

戦力分析【ヤクルト編・’05終了】

2005年公式戦全日程も終了。順に戦力分析を紹介していきます。今回はセ4位のヤクルトスワローズ。グラフは2004年末の戦力を青で、そして現在のスワローズの戦力を赤で示してみました。夏前あたりまで、ペナント上位で健闘していたものの、例年通り勝率5割前後&し烈なAクラス争いを演出。今オフ、選手兼監督に就任した古田捕手の後継者を探しながらの選手起用となった。
【野手編】
新人王・青木(2年目)が202安打&29盗塁、そして堂々の首位打者になり、リードオフマンとして大活躍。夏場以降は、ベテラン・鈴木健の穴を埋めるべく、落球王・リグスと野手転向4年目・宮出が当たり出し、打線が活発化。それによりチーム打率はリーグ1位に。決定力はさほど強くも弱くもないものの、中軸の岩村&ラミレス以外が長打力不足からか、総得点が去年より100点ほど落ち込んでいる。守備面ではリーグ1位の堅守を誇り、今季は守りの野球という面もかいま見れた。

【投手編】
古田の出場機会が減るなかでも、去年よりチーム防御率を1点弱ほど引き下げた。藤井が故障からローテ復帰、石川、館山と10勝投手が3人とローテを支えた。後半戦では五十嵐の球威が戻り出し、セットアッパーだったゴンザレスを先発再転向。川島も故障を抱えながらも、防御率2点台、9勝と「2年めのジンクス」にははまらず。リリーフ陣では、吉川がショートリリーフながら61試合とフル回転。ただ、山部、山本が防御率6点台、と左のワンポイントが弱いか。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 藤 井 川 島 館 山 石 川 ガトームソン ゴンザレス
中継 五十嵐 吉 川 花 田 山 部 佐藤賢
抑え 石 井
次点 高 井 河 端 松 岡 石 堂 本 間 山 本
野手
捕手 古 田 小 野 米 野
内野 岩 村 宮 本 鈴木健 城 石 土 橋 リグス
度 会
外野 青 木 ラミレス 真 中 宮 出 ユウイチ 志 田
次点 福 川 畠 山 三 木 田中浩 本 郷 佐藤真
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2005年11月11日 (金)

戦力分析【オリックス編・’05終了】

2005年公式戦全日程も終了。順に戦力分析を紹介していきます。今回はパ4位のオリックスバファローズ。グラフは2004年末のブルーウェーブの戦力を青で、そして現在のバファローズの戦力を赤で示してみました。機動力野球ながら投壊でチームを去った伊原監督に代わり、名将・仰木監督のマジック炸裂。し烈なプレーオフ争いで力尽きたものの、近鉄の選手も合わさり、飽和したメンバーを巧みに起用。
【野手編】
後半戦になって、ガルシアの眠っていた打棒が爆発しチームを盛り上げたものの、やはり谷選手の大不振が痛すぎる。開幕直前の故障が響き、1年を通して不振が続き、3割バッターの常連だった面影もなく、苦しいシーズンだった。そして、主力選手であるリードオフマン・村松やムードメーカー・北川も低調に終わった。規定打席到達者で3割バッターがいないのが象徴か。グラフを見たうえでも、野手面に関しては、全ての面で平均を下回っている。

【投手編】
JP(パウエル)&ケビン(バーン)の近鉄組がローテを回し、川越と三本柱を組んだ。夏前には再雇用の吉井が先発ながら、5回前後までならゲームを作れる粘投で仰木マジックぶりを見せた。リリーフ陣では、広島から移籍した菊地原が71試合と往年のタフネス復活。抑え役の山口が交流戦で清原の頭部に当ててしまい離脱したが、3年目の加藤、5年目の大久保が故障から復活し、競ったゲームを締める活躍を見せたことで、防御率を2点近く引き下げた。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 JP 川 越 ケビン 吉 井 光 原
中継 萩 原 加 藤 菊地原 香 月 吉 川 歌 藤
抑え 大久保
次点 本 柳 スチュワート 山 本 ユウキ 相 木 山 口
野手
捕手 日 高 的 山
内野 北 川 水 口 阿部真 後 藤 塩 崎 牧 田
ブランボー 平 野
外野 村 松 ガルシア 大 西 早 川 下 山
次点 鈴 木 五 島 相 川 塩 谷 坂 口
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2005年11月 5日 (土)

戦力分析【横浜編・’05終了】

2005年公式戦全日程も終了。順に戦力分析を紹介していきます。今回はセ3位の横浜ベイスターズ。グラフは2004年末の戦力を青で、そして現在のベイスターズの戦力を赤で示してみました。守りの野球を徹底し、就任1年目で、最下位から見事にAクラス入りを果たした牛島監督の手腕は見事。破壊力抜群のチームカラーががらっと変身。

【野手編】
球宴前に多村が故障&交通事故で長期離脱した以外は、スタメンのオーダーが固定され、レギュラーとサブの役割が本当にハッキリと見えたチーム。チーム打率は大きくダウンしたものの、総得点はそんなに落ちていないことから決定力の高さを物語る。そして松坂世代・小池のブレイクが大きく、37犠打と2番の仕事をしながら、20発を放つパンチ力も魅せたことも大きい。また、サード・村田の拙守がありながらも、成長株・内川ではなく種田をセカンドに固定し、守備力は確実に上昇した。

【投手編】
エース三浦が3年ぶりに2ケタ勝利、門倉も先発再転向で7年ぶりの2ケタ勝利を達成しチームを引っ張った。そして、10勝のうち7勝を巨人から挙げた土肥の活躍も大きい。リリーフ陣では、シーズン前から不安視された大魔神・佐々木の失速をカバーした161キロ男・クルーンの活躍も大きく、登板過多からか終盤調子を落としたものの、前を投げる中継ぎカルテット(木塚、川村、加藤、ホルツ)の踏ん張りがリーグ2位の投手陣を支えている。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 三 浦 門 倉 土 肥 セドリック 斎藤隆 吉 見
中継 川 村 木 塚 加 藤 ホルツ 龍太郎
抑え クルーン
次点 吉 川 那須野 岸 本 村 西 佐々木
野手
捕手 相 川 鶴 岡
内野 石井琢 村 田 万 永 佐 伯 種 田 内 川
野 中 藤 田
外野 金 城 多 村 小 池 古 木 鈴木尚
次点 小田嶋 北 川 吉 村 河 野 田中一 ウィット
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2005年11月 3日 (木)

戦力分析【西武編・’05終了】

2005年公式戦全日程も終了。順に戦力分析を紹介していきます。今回はパ3位の西武ライオンズ。グラフは2004年末の戦力を青で、そして現在のライオンズの戦力を赤で示してみました。前年2位からプレーオフを勝ち抜き日本一になったものの、球団の経営難もあり補強ナシで苦しい戦い。オリックスとのデッドヒートのなか、23年連続Aクラスを死守。

【野手編】
開幕7試合目でリードオフマン・佐藤の故障&長期離脱。代役として栗山が台頭し奮闘したものの、野手に関して、個人的にはこれがV逸の原因となったと思います。交流戦で「おかわり君」こと中村が大ブレイク。長打力揃いの中軸に厚みを増した。また、代打役だった石井義がセカンドのレギュラーを奪い、最後まで首位打者争いにも加わった。問題は去年と比べて100得点ほど減少させた度重なる拙攻で、レギュラークラスでは両外国人、中島を除き、勝負弱さを露呈した。

【投手編】
防御率2.30でも、貯金を1つしか作れなかった松坂の粘り負けが大きい。15完投も、味方の援護を待ちきれなかった。先発要員では、石井貴&張誌家が故障でシーズンを棒に振るった。巨人から来た河原、ルーキー・涌井もローテに入ったが、先発3本柱以外でほとんど勝てなかったのが痛い。救援陣でも、日本一に貢献した自慢のリリーフが安定感を欠き、ゲームを締めることが出来なかった。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 松 坂 西 口 帆 足 河 原 涌 井 宮 越
中継 星 野 小野寺 三 井 正 津
抑え 豊 田
次点 大 沼 山 岸 石井貴 長 田 芝 崎
野手
捕手 細 川 野 田
内野 カブレラ 石井義 フェルナンデス 中 島 中 村 片 岡
高木浩
外野 和 田 赤 田 栗 山 高 波 貝 塚 大 島
佐藤友
次点 田 原 G.G.佐藤 後藤武 平 尾 小 関 高 山
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2005年10月30日 (日)

戦力分析【中日編・’05終了】

2005年公式戦全日程も終了。順に戦力分析を紹介していきます。ロッテ、阪神、ソフトバンクと続き、今回はセ2位の中日ドラゴンズ。グラフは2004年末の戦力を青で、そして現在のドラゴンズの戦力を赤で示してみました。相次ぐ選手の故障離脱にもめげず、首位タイガースを猛追!大胆な選手起用の妙を見せてくれた、オレ竜采配は健在。

【野手編】
交流戦で大きく負け越したものの、夏場以降では打線の調子が急上昇。荒木、井端、福留、ウッズが打率を3割前後まで上げてきており、やはり大型連勝の脅威を見せた。しかし、04年優勝の立役者・立浪とアレックスが下降線をたどり、打線のつながりを欠いた面もある。ゴタゴタもあったが、ウッズが38HRと例年通りの活躍を果たし、長打力はアップ。レギュラーがレフト以外で固定された分、去年ほどサブメンバー(大西、英智ら)が目立たなかった気もする。

【投手編】
ドミンゴの故障、山本昌&落合の不調が目立ち、エース川上も去年のような活躍が出来なかった。しかし夏場以降、ルーキー中田が先発6連勝と急成長を見せ、タイガース猛追の先鋒となった。リリーフ陣でも、セットアッパーの岡本が幾度の故障離脱し、ルーキーの鈴木、石井らがフル回転の活躍を見せた。酷使ぶりに疲労の色も隠せなかったが、かなりの経験を積んでいる。抑えの岩瀬を除き、投手陣が全体的に低迷した感が否めない。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 川 上 山本昌 マルティネス 中 田 朝 倉 山 井
中継 岡 本 平 井 鈴 木 高橋聡 石 井
抑え 岩 瀬
次点 野 口 落 合 川 岸 久 本 遠 藤 ドミンゴ
野手
捕手 谷 繁 柳 沢
内野 ウッズ 荒 木 井 端 川 相 高橋光 澤 井
立 浪 渡 邉
外野 アレックス 福 留 森 野 井 上 大 西 英 智
次点 前 田 森 岡 鎌 田 中村公 大 友 土 谷
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2005年10月29日 (土)

戦力分析【ソフトバンク編・’05終了】

2005年公式戦全日程も終了。先日、日本シリーズ出場2チームを優先して取り上げたので、ここから順に戦力分析を紹介していきます。ロッテ、阪神と続き、今回はパ2位のソフトバンクホークス。グラフは2004年末の戦力を青で、そして現在のホークスの戦力を赤で示してみました。2年連続レギュラーシーズン1位ながら、いずれもプレーオフで涙を飲んだ王監督。城島の故障にもめげず、戦い抜きました!

【野手編】
外野の柴原の長期離脱ながら、内外野守れるカブレラのレフトコンバートで補ったものの、攻守の要・城島の幾度の故障離脱。やはり日本シリーズに進めなかった一因となっている。バティスタは終盤調子を落としたものの、松中、ズレータの2人が三冠王クラスの破壊力を演出。調子の波はあるが、大村、川﨑の機動力、下位ではベテラン・宮地のハイアベレージさもあり、ロッテと引けを取らない。ただ中軸4人で71併殺という点がとの差といえば差なのかも。

【投手編】
杉内の沢村賞、斉藤の開幕15連勝と2人で29の貯金を作り出す豪華投手陣。問題点は、昨年新人王の2年目・三瀬のブレーキ。抑えとしてスタートを切ったが、交流戦での金本への頭部死球。あれからある種のイップスに陥った感もあり、抑えの座を馬原に譲った。昨年後半からセットアッパーの座についた吉武が今年61登板とフル回転したものの、リリーフ陣に若干の不安を残すシーズンとなった。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 杉 内 和 田 斉 藤 新 垣 星 野 田之上
中継 吉 武 三 瀬 神 内 フェリシアーノ 佐 藤
抑え 馬 原
次点 倉 野 竹 岡 高橋秀 岡 本 松本輝 山 田
 
野手
捕手 城 島 的 場
内野 松 中 ズレータ 本 間 バティスタ 川 﨑 カブレラ
鳥 越 稲 嶺
外野 大 村 宮 地 柴 原 井 出 荒 金 井 手
次点 田 口 山 崎 笹 川 吉 本 森 本 大 道
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