プロ野球戦力分析【東北楽天編・2018終了】
2018年シーズン終了、戦力分析。今回はパリーグ6位の東北楽天ゴールデンイーグルス。昨年3位で優勝争いの一角と注目されたが、助っ人外国人野手やクローザー松井裕樹が大不振。頼みのウィーラーも骨折してしまい、交流戦で借金20に到達した梨田監督が引責辞任。平石監督代行が一時は借金10まで追い上げたが、アマダーのドーピング発覚もあり最下位に終わった。
【野手編】
2年目の田中が両打ちで18発、21盗塁の活躍でリードオフマンに定着して新人王。主軸としてチームを引っ張っていたウィーラーも左手骨折で離脱してしまい、梨田監督辞任の決定打となった。9月に復帰するまではベテラン今江が4番に座り、4年ぶりの2ケタ本塁打。アマダーは7月までに20発を放ちながらドーピング発覚して出場停止。ペゲーロも17発ながら大きく打率を落とした。5年目の内田は12発と来季に期待。キャッチャーは嶋が112試合でマスクを被ったが、2年連続で打撃面で低迷。
【投手編】
エース・則本が苦しみながらリーグ最終戦で勝利して6年連続2ケタ勝利。5年連続の奪三振のタイトルを獲得。岸がチームトップの11勝を挙げて4年ぶりの2ケタ勝利。次に多いのは辛島の4勝で2人に続く投手の成長が課題。リリーフ陣は、青山が30HPと復活。2年目左腕の高梨が最多の70試合登板。セットアッパーの福山が防御率6点台と奮わず苦しんだ。抑えは松井裕が大不振。開幕からセーブ失敗で外され、通算100セーブ達成も5セーブに終わった。代役はハーマンが18セーブ。
【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
| 投手 | |||||||
| 先発 | 則 本 | 岸 | 辛 島 | 古 川 | 藤 平 | ||
| 中継 | 青 山 | 松井裕 | 高 梨 | 宋家豪 | 久 保 | 森 原 | |
| 抑え | ハーマン | ||||||
| 次点 | 塩 見 | 池 田 | 近 藤 | 菅 原 | 福 山 | 森 | 小 野 |
| 故障 | 美 馬 | 釜 田 | 戸 村 | 退団 | 小 山 | ||
| 野手 | |||||||
| 捕手 | 嶋 | 山 下 | |||||
| 内野 | 銀 次 | 藤 田 | 今 江 | 茂 木 | ウィーラー | 内 田 | 渡辺直 |
| 三 好 | 山 崎 | ||||||
| 外野 | 島 内 | 田 中 | ペゲーロ | 岡 島 | オコエ | ||
| 次点 | 足 立 | 西 巻 | 村 林 | 枡 田 | 島 井 | 岩 見 | 八百坂 |
| 故障 | 退団 | アマダー | 枡 田 | ペゲーロ | 聖 澤 |
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2018年シーズン終了、戦力分析。今回はパリーグ5位の千葉ロッテマリーンズ。井口新監督の機動力野球で盗塁数は大幅アップ。新外国人投手ボルシンガーの11連勝や期待の大砲・“アジャ”井上がブレイク。チームはAクラス争いをしていたが、後半戦は19勝43敗と大失速。特にホームのZOZOマリンでは8月以降わずか2勝(22敗)と勝てず苦しいシーズンとなった。
5年目の井上が初の規定打席に到達。.292、24発、99打点で4番に定着。4年目の中村は井口監督から中心選手に指名。セカンドのポジションを守り切り、初の全試合出場で.284、39盗塁。ルーキー・藤岡(トヨタ自動車)がショートで全試合出場。ショートのポジションを取れなかった3年目の平沢が外野挑戦。右手を骨折した荻野貴に代わり、1番でも起用された。キャッチャーは田村が初の全試合出場で正捕手の座をつかんだ。43歳の福浦は苦労の末に2000本安打を達成し、来季も現役続行。
2018年シーズン終了、戦力分析。今回はパリーグ4位のオリックスバファローズ。外国人野手2人、T-岡田が揃って打撃不振で攻撃面では苦しい戦いに。ただ今シーズン新加入した投手の活躍により、前半戦は一時Aクラスに。しかしオールスター明けの8連敗が響いて4年連続のBクラスに終わり、福良監督は辞任を表明。後半戦は投手陣の故障にも苦しんだ。
3年目の吉田正が初の全試合出場で規定打席に到達。フルスイングを武器に.321、26発で4番に定着した。ロメロは25発ながら昨年より大きく打率(.274→.237)を落とした。中島は後半戦で打率3割を残したが、金銭面で折り合いがつかず退団。ルーキーの福田(NTT東日本)が113試合出場で内野のポジションを奪った。監督期待の宗は故障もあって74試合。リードオフマンとして確実性を上げたい所。キャッチャーは5年目の若月がチームトップの114試合。シーズン途中で伊藤(DeNA)をトレードで放出した。
2018年シーズン終了、戦力分析。今回はパリーグ3位の北海道日本ハムファイターズ。“二刀流”大谷翔平がメジャー移籍して苦しい戦いが予想されたが、若手選手の活躍で前半戦は2位で折り返し。首位ライオンズに0.5ゲーム差まで迫ったが後半戦に失速。快進撃のホークスに抜かれ3位で終わり、CSも敗退した。5月に1軍デビューした清宮幸太郎は7発で飛躍に期待。
西川が44盗塁で2年連続の盗塁王。主砲の中田は25発106打点で復調気配を見せたが、シーズン終盤に調子を落とした。レアードは26発ながら9月に左わき腹の故障でポストシーズンに間に合わず。人気の助っ人が4年でチームを去る事になった。昨年4割の近藤も3年ぶりの規定打席到達で、リーグ3位の打率.322をマーク。来季は再びサードへの転向も。昨年ブレイクした松本が不振で結果を残せず。キャッチャーは古巣復帰の鶴岡が最多の89試合。4年目の清水も強打でポジション獲得を狙う。
2018年シーズン終了、戦力分析。今回はパリーグ2位の福岡ソフトバンクホークス。開幕直後にサファテ、岩嵜の勝ちパターンが故障離脱。8月中旬まで勝率5割を下回る位置にいたが、ここから35勝12敗と猛追。首位ライオンズとの直接対決に敗れてリーグ優勝はできなかったが、CSではライオンズに勝利。結果的には2年連続の日本一となり、選手層の厚さを見せつけた。
柳田が5年連続の打率3割(.352)で首位打者。36発、102打点で後半戦は4番に定着。5年目の上林が初の全試合出場で22発。三拍子揃っており上位打線に抜擢。主力の内川、デスパイネが打撃不振に苦しむ中でチームを引っ張った。8年目の牧原が俊足巧打で1番起用がはまり、後半戦のチーム浮上に大きく貢献したが9月に故障。来季はセカンドのポジションを狙う。内外野守れるグラシアルもポストシーズンで活躍。キャッチャーは甲斐が自慢の強肩“甲斐キャノン”を武器に、カープの足を封じて日本シリーズMVPに輝いた。
2018年シーズン終了、戦力分析。今回はパリーグ1位の埼玉西武ライオンズ。自慢の山賊打線が打ちまくり、開幕8連勝や8点差大逆転など開幕ダッシュに成功。9月は2位ホークスに追い上げられたが、ここから直接対決を含む12連勝。首位の座を一度も奪われることなく、10年ぶりのリーグ優勝を達成。一方、防御率はリーグワーストでCSではホークスの前に敗れた。
山川が1年間4番を任されて47発で初タイトル。キャプテンの浅村も全試合出場で.310、32発、127打点で打点王のタイトルを獲ったが今オフにFA移籍する。リードオフマンの秋山は4年連続の全試合出場。2年連続の最多安打。源田もプロ入り2年連続のフルイニング出場で脅威の1,2番。4年目の外崎は内外野でスタメン起用され、18発25盗塁。“おかわり君”中村は後半戦は3割、20発を超える活躍。キャッチャーは森がチーム最多の81試合にマスクを被り、16発80打点。強打を武器に出場機会を増やし、炭谷のFA流出につながった。
2018年シーズン終了、戦力分析。今回はセリーグ1位の広島東洋カープ。開幕前から優勝候補で期待通りの強さ。主力の故障もあって投打ともに数字を落としたが、4月末から首位を独走。一時は2位以下が借金生活となる事も。球団史上初のリーグ3連覇を果たしたが、悲願の日本一はまたも叶わず。自慢の機動力が甲斐キャノンに阻まれた。若手に夢を託して新井は現役引退。
丸が右脚の故障で5年にわたる連続試合出場が止まったが、キャリアハイの39発でオフにFA宣言。歴代4位の130四球も驚異。主砲の鈴木誠は3年連続の打率3割で、初の30発。自慢の1,2番がやや数字を落としたが、得点力はリーグトップ。4年目の野間が初の規定打席に到達し、守備固めから巧打を武器にレギュラーをつかんだ。バティスタは25発ながら夏場に調子を落とした。キャッチャーは會澤が打率3割超え。3年目の西川も打率3割をマークしており、厚みのある下位打線を形成して切れ目のない打線に。
2018年シーズン終了、戦力分析。今回はセリーグ2位の東京ヤクルトスワローズ。7年ぶりに青木がメジャーから国内復帰すると、山田も本来の調子を取り戻してトリプルスリー達成。小川監督、宮本ヘッドが昨年96敗のチームを立て直した。課題のリリーフ陣を整備できた事が大きい。5月末は借金11あったが、交流戦優勝で勢いに乗ると、後半戦は混戦を制して3年ぶりのCS出場。
山田が.315、34発、33盗塁で史上初となる3度目のトリプルスリー達成で復活。後ろを打つ主砲・バレンティンも38発。得点圏では広角に打ち分ける打撃で131打点を挙げ、初の打点王。今年はファーストに挑戦した坂口(.317)、NPB復帰の青木(.327)の2人で、後半戦は攻撃的1,2番を組みAクラス浮上へ貢献。青木はリーグトップの19死球で危険球も受けた。雄平(.318)を含め3割バッターが4人いるオーダーでチーム打率はリーグトップ。ショート争いは5年目の西浦が自己最多の138試合出場。廣岡、奥村と来季も競争になる。
2018年シーズン終了、戦力分析。今回はセリーグ3位の読売ジャイアンツ。岡本が打撃覚醒でブレイクした反面、
リリーフ陣の相次ぐ故障で再編成を強いられて夏場に低迷。3~6位のAクラス争いに広がった末、12年ぶりに勝率5割を下回ると、高橋監督が今季限りでの辞任を発表。CS第1Sのヤクルト戦で菅野がノーヒットノーランを記録したが、広島には1勝もできなかった。
4年目の岡本が全試合出場。シーズン途中から4番に入ると、.309、33発、100打点の大活躍。39歳の阿部をスタメン起用するとレフトで出場した。坂本がわき腹痛で1ヶ月離脱したが、リーグ2位の.345でリードオフマンとして活躍。2年目の吉川尚も俊足と広い守備範囲でアピール。移籍のゲレーロは15発に終わり、外国人枠を巡り首脳陣との確執が報道された。外野では亀井が9年ぶりの規定打席に到達。キャッチャーは小林誠が3年連続でリーグトップの盗塁阻止率。4月は首位打者ながらスランプに陥り、抜け出せず。
2018年シーズン終了、戦力分析。今回はセリーグ4位の横浜DeNAベイスターズ。昨年はリーグ3位から日本シリーズ出場。原動力となった今永・ウィーランド・濵口の先発投手が今年は不振。一時は最下位に転落していたが、9月に13勝8敗と巻き返し。新助っ人外国人のソトが9月・10月で14発と打ちまくり、巨人とのCS争いを演じたが、ラミレス監督初のBクラスに終わった。
開幕は2軍スタートだったソトが41発でホームラン王。ライトでの出場だけでなく、攻撃的オーダーでセカンドに入る事もあった。筒香(38発)、宮崎(28発)、ロペス(26発)の4人でラミレス監督が2番~5番を構成しており、破壊力はリーグトップクラス。センターは新人の神里がポジションをつかみかけたが、死球で骨折。FA加入の大和はシーズン途中で右打ちに専念。守備でのエラーが目立った。キャッチャーは伊藤(オリックス)をシーズン途中に獲得。経験豊富なベテランの加入で再び競争に。


