プロ野球戦力分析【阪神編・2017終了】
2017年シーズン終了戦力分析。今回はセリーグ2位の阪神タイガース。FAで加入した糸井の活躍もあり、5月には首位に浮上したが、今年もカープの勢いを止めれず。後半戦は2位で追走するも、9月のカープとの直接対決3連敗でペナントは決し、シーズンは2位で終えたが、CS第1ステージで敗退。昨年ブレイクした若手が伸び悩んでおり、来シーズンは再び競争になる。
【野手編】
鳥谷が.293と復活して今季コンバートしたサードでゴールデングラブ賞を受賞。新加入の糸井は度重なる故障に悩まされながら、.290、21盗塁と中軸を担い、シーズン途中でライトへコンバート。福留も休養を入れながら主軸の働きを果たした。今年活躍したのは7年目の中谷で初の規定打席に到達して20本をマーク。ドラ1ルーキーの大山(7本)と来季は4番争いに。監督期待の北條が不振に陥り、ショートは新人の糸原が66試合。スイッチ転向で.280までミート力を上げた大和(100試合)が攻守で活躍したが、FA宣言で流出の可能性も。
【投手編】
メッセンジャーが右足骨折で途中帰国したが、11勝でCSに間に合わせた。今年は8年目の秋山がブレイクして12勝。制球力の良さも光った。藤浪が危険球退場から調子を取り戻せず、まさかの3勝。来季は復活をかける。リリーフ陣は5人が60試合以上登板する新記録。桑原が監督の抜擢に応えて勝ちパターンに入ると、動くストレートとスライダーを武器に大活躍。43HPでマテオと2人が最優秀中継ぎのタイトル。抑えはドリスがピンチに弱い所もありながら37セーブで初のタイトルで161キロもマーク。
【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
| 投手 | |||||||
| 先発 | メッセンジャ | 秋 山 | 能 見 | 岩 貞 | 小 野 | ||
| 中継 | 桑 原 | マテオ | 高 橋 | 藤 川 | 岩 崎 | 石 崎 | |
| 抑え | ドリス | ||||||
| 次点 | 岩 田 | メンドーサ | 藤 浪 | 青 柳 | 松 田 | 榎 田 | メンデス |
| 故障 | 横 山 | 退団 | 安 藤 | 高 宮 | |||
| 野手 | |||||||
| 捕手 | 梅 野 | 坂 本 | 岡 崎 | ||||
| 内野 | 大 山 | 上 本 | 鳥 谷 | 大 和 | 原 口 | 森 越 | 糸 原 |
| 外野 | 福 留 | 中 谷 | 糸 井 | 俊 介 | 高 山 | 伊藤隼 | |
| 次点 | 長 坂 | 北 條 | 植 田 | 新井良 | 荒 木 | 陽 川 | 江 越 |
| 故障 | 西 岡 | 横 田 | 退団 | ロジャース | キャンベル | 狩 野 |
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2017年シーズン開幕直前、戦力分析。今回はパリーグ2位の福岡ソフトバンクホークス。昨年は圧倒的な戦力で最大11.5ゲームの大差をつけていたが、後半戦は日本ハムの猛追もあり、マジック点灯も優勝を逃した。今年はデスパイネ(ロッテ)を獲得し、攻撃力をさらにアップ。投打の選手層も厚くペナント奪回へ挑むシーズンになる。松坂は3年契約の最終年でついに復活なるか。
デスパイネの加入で25本前後は期待でき、打線に長打力が付いた。柳田も手術歴のある右ひじの状態を見ながらの起用となるが、豪快なスイングで再びトリプルスリーに挑戦する。WBC組の内川、松田も状態が心配されるがスタメンに名を連ねた。オープン戦では中村晃が好調で1番起用もあり得る。昨年、4年連続の打率3割は逃したが、ミート力はリーグトップクラス。若手では4年目の上林が競争を制して開幕1軍が有力。先日はハマスタの看板直撃弾で長打力も猛アピールし、今年こそブレイクなるか。
2017年シーズン開幕直前、戦力分析。今回はパリーグ1位の北海道日本ハムファイターズ。昨年はソフトバンクを猛追し、逆転でのリーグ優勝。さらには10年ぶりの日本一に輝いた。“二刀流”でリーグMVPの大谷翔平が右足首痛を訴えてWBCを辞退。プロ5年目は十分に走れないまま開幕を迎え、最初は野手に専念する。FAで陽岱鋼(巨人)が移籍したが、若手の成長が待たれる。
WBC組の中田が腰痛を抱えながらの開幕になるが、今年も100打点前後を期待したい。野手専念で開幕する大谷も左中間方向への長打を見せており、打撃の状態は良い。下位に座るレアードの一発で今年も寿司を握るパフォーマンスを多く見られそう。オープン戦では2年目の横尾が好調でファースト、セカンドで出場機会をうかがう。ドラフト2位の石井一(早大)も守備に定評があり、開幕1軍が有力。外野はトレードで入団した大田(巨人)が故障で、ドラフト4位の森山(専大)と4年目の岡で競争に。
2017年シーズン開幕直前、戦力分析。今回はセリーグ1位の広島東洋カープ。昨年は25年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、日本一に手が届かず再挑戦の年に。今年も持ち前の機動力を武器に攻撃力はリーグトップクラス。新外国人のペーニャを獲得して層に厚みが増した。投手陣では精神的支柱の黒田が現役引退したことで、若手投手陣の底上げがリーグ連覇への課題になる。
今年も“タナキクマル”と呼ばれる3人が上位打線を牽引する。新外国人のペーニャが両打ちの巧打で、チーム状態を見ながら1,2番での起用も。ただ外国人枠の都合で野手は主砲のエルドレッド1人になるケースが考えられるが、オープン戦不調のまま開幕を迎えてしまい、長打力ダウンが心配される。昨年ブレイクした鈴木誠もトリプルスリーを狙える選手に成長し、シーズン中の4番抜擢もあり得る。赤松がシーズンオフの胃がん手術で離脱し、代走や守備の控えとして野間に期待がかかる。
2017年シーズン開幕直前、戦力分析。今回はセリーグ2位の読売ジャイアンツ。高橋由伸監督の2年目は、ペナント奪回へ向けて積極補強に乗り出した。楽天で優勝経験のあるマギー、164キロ右腕のカミネロを獲得。さらにFAで陽(日本ハム)、山口(DeNA)、森福(ソフトバンク)を獲得。まだ主力の状態が上がってこないが、圧倒的な選手層は脅威で優勝争いの中心に。
陽が下半身の張りで出遅れたが、走攻守3拍子揃っておりセリーグでも活躍を期待。中軸を期待されるマギーが不振で、早い段階で見極められる可能性も出てきた。クルーズ、ギャレットも控えており外国人枠を見ながらの起用になる。オープン戦ではセカンド争いがし烈で外野手の立岡が一歩リードしていたが、中井が巻き返してきた。手術明けの片岡も復活を懸ける。キャッチャーはWBCで経験を積んだ小林誠が攻守でキーマンになる。俊足で2年目の重信がポスト鈴木として代走のスペシャリストに。
2017年シーズン開幕直前、戦力分析。今回はセリーグ3位の横浜DeNAベイスターズ。昨年二冠王のキャプテン筒香を中心に勢いのあるチームになってきた。野手陣では新外国人のシリアコを補強。投手陣も山口俊が巨人へFA移籍したが、石田、今永ら若手が育ってきており、更に3人の新外国人を補強。ラミレス監督の2年目は優勝争いにも十分加われる所まで来ている。
梶谷がぎっくり腰で開幕微妙な所だが、2番・3番でラミレス野球のキーマンになる。主砲の筒香は3割40本前後を期待され、ポイントは後ろを打つ5番バッター。ロペスも上がってきたが、新外国人のシリアコもオープン戦好調でマシンガン打線になる予感。またドラフト9位の佐野(明大)が強打を見せており、外野の控えで開幕1軍が有力。戦力外から入団した田中浩(ヤクルト)も本職のセカンドで出場のチャンス。キャッチャーは戸柱がわき腹痛から開幕に間に合わせた。2年目も守りの軸となる。
2017年シーズン開幕直前、戦力分析。今回はセリーグ4位の阪神タイガース。今年はFAで糸井(オリックス)を補強して、センターラインの強化を狙う。しかし他のポジションで守備のミスが多発しており、シーズンでも苦しい戦いになる。投手陣は先発陣が揃っており、リリーフ陣が安定してくればリーグトップクラスの陣容。若手から1人でも多く急成長する選手が出て来て欲しい。
金本監督が期待する髙山、北條の打撃力が昨年から上がっており、1,2番で開幕。新加入の糸井は足に不安があるが30盗塁は期待したい。新外国人のキャンベルが故障で出遅れており、4番は福留か原口が座るが3人共に長打は難しい。オープン戦では7年目の中谷が打撃好調で内外野でチャンスをうかがう。復活を期す鳥谷はサードでの開幕が有力だが、攻守で精彩を欠いたままシーズンを迎えることになり、今季は連続試合出場との戦いに。キャッチャーは2年目の坂本が骨折し、打撃復活の梅野で開幕する。
2017年シーズン開幕直前、戦力分析。今回はセリーグ5位の東京ヤクルトスワローズ。2015年のリーグ優勝から再びBクラスに転落し、真中監督の3年目は巻き返しを図るシーズンになる。野手では2年連続トリプルスリーの山田哲人を中心に、今年も得点力はリーグトップクラス。また今年は3人の外国人投手を獲得し、投手陣の底上げが優勝争いの課題になってくる。
WBC組の山田は今年もトリプルスリーに最も近い選手として、中軸を担う。3年連続となればMLB移籍も。バレンティンもWBCでは巧打を見せる場面もあり、公式戦で出てくると手強い。主力では川端が腰の故障で出遅れており、4年目の西浦が三遊間で出場のチャンス。出塁率アップが課題となる。今年はケガに泣いた畠山が再起をかけるシーズンとなり、球団も新外国人のグリーンを獲得したが、外国人枠を考えながらの起用となる。キャッチャーは中村がオープン戦好調で、昨年の不振からの巻き返しを狙う。
2017年シーズン開幕直前、戦力分析。今回はセリーグ6位の中日ドラゴンズ。昨シーズンは19年ぶりの最下位に終わり、谷繁監督に代わりシーズン途中から指揮を執っていた森ヘッドが監督に就任。投手陣の再建に手腕を振るうことになるが、機動力野球を新たに掲げた。世代交代が遅れた分、遠藤や京田(日大)ら積極的に若手を起用して浮上のキッカケをつかみたい。
主砲のビシエドがインフルエンザで出遅れているが、同じく中軸を担う新外国人のゲレーロが破壊力を見せつけている。守備に難があるが両外国人による強竜打線の復活に期待したい。WBC組の平田が右中間への長打に取り組み、完成すれば本塁打増も見込める。主力では高橋周、福田が出遅れており、攻撃面では苦しい開幕となる。ドラフト2位の京田が俊足巧守の内野手で開幕1軍が有力で、二遊間で出場機会のチャンス。キャッチャーは杉山と木下の競争となり、監督交代で新たな局面に。

