プロ野球戦力分析【日本ハム編・2016終了】
2016年シーズン終了時の戦力分析。今回はパリーグ1位の北海道日本ハムファイターズ。6月末から15連勝で猛追すると、8月からのデッドヒートを制して142試合目で4年ぶりのリーグ優勝。最大11.5ゲーム差あった首位ソフトバンクを逆転した。CSでは大谷が自己新の165キロをマークする活躍もあり、10年ぶりの日本一。さらに自身2度目の2ケタ本塁打、2ケタ勝利を達成してMVP。
【野手編】
中田が3年連続100打点以上となる110打点で打点王。レアードは39本で初のタイトル。来日2年目は.231→.263と確実性を増して契約更新。6、7番に座って破壊力を見せた。大谷は規定打席に達していないものの、.322、22本とキャリアハイの活躍。自身が先発投手の試合でDHを解除する“リアル二刀流”も実現して9戦8勝。リードオフマンの西川は初の打率3割(.314)で、3年連続30盗塁以上(41盗塁)をマーク。中軸の陽岱鋼が今オフにFA移籍することで、岡や近藤といった若手の底上げが来季は必要になってくる。
【投手編】
大谷は手のマメがつぶれた影響もあり、140イニングで10勝。2年目の有原がチームトップの11勝。3年目の高梨も先発転向で10勝し新人王。抑えで不振だった増井も8月から先発に回って7連勝。トータルで10勝し来季は再び抑えに挑戦する。リリーフ陣は、右の谷元(31HP)、左の宮西(42HP)がフル回転。宮西は9年連続の50試合以上登板を達成。新外国人のマーティンが6月から抑えに回って21セーブ。ただ9月に左足の負傷で離脱し、シーズン終盤からは苦しい台所事情での継投で勝ち抜いた。
【1軍登録選手(投手13人、野手15人)】
| 投手 | |||||||
| 先発 | 大 谷 | 有 原 | 増 井 | 高 梨 | メンドーサ | 加 藤 | |
| 中継 | 宮 西 | バース | 鍵 谷 | 石 井 | 井 口 | 白 村 | |
| 抑え | 谷 元 | ||||||
| 次点 | 吉 川 | 斎藤佑 | 榎 下 | 武田久 | 新 垣 | 田 中 | 上 原 |
| 故障 | 上 沢 | マーティン | 退団 | 武田勝 | バース | ||
| 野手 | |||||||
| 捕手 | 大 野 | 市 川 | |||||
| 内野 | 中 田 | 田中賢 | レアード | 中島卓 | 大 累 | 杉 谷 | 飯 山 |
| 外野 | 西 川 | 陽岱鋼 | 近 藤 | 岡 | 谷 口 | 矢 野 | |
| 次点 | 石川亮 | 清 水 | 大 嶋 | 松 本 | 横 尾 | 石川慎 | 浅 間 |
| 故障 | 退団 | 陽岱鋼 |
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2016年シーズン終了時の戦力分析。今回はセリーグ6位の中日ドラゴンズ。今季から専任監督となった谷繁監督。新外国人ビシエドの活躍で開幕は順調な滑り出しだったが、6月以降は低迷。先発陣の不調もあって、最下位に転落した8月に谷繁監督が休養発表で事実上の解任。19年ぶりの最下位に終わり、来季は森ヘッドが監督を務め、落合GMも退任する。
新外国人のビシエドは22本。5月までで14本も打ったが、後半戦は足の故障にも悩まされた。ナニータ、エルナンデスと3人がスタメン出場することもあったが、2人は今季限りで退団。5年目の高橋周も開幕から好調で3番も打ったが、4月末の右手骨折が痛かった。パンチ力のある福田が6月以降はサード、レフト、ファーストと起用されて自己最多の10本。10年目の堂上直が初の規定打席に到達しショートの守備で大きく貢献した。キャッチャーでは杉山が104試合出場。桂と争っていたが、監督交代で再び競争に。
2016年シーズン終了時の戦力分析。今回はセリーグ5位の東京ヤクルトスワローズ。真中監督1年目でのリーグ優勝から一転、投手陣が再び崩壊して苦しいシーズンに。抑えのオンドルセクが暴言でチームの輪を乱し、シーズン途中で退団。野手では山田哲人が史上初となる2年連続のトリプルスリーを達成したが、主力の故障が相次いでオーダーを固定できなかった。
山田が.304、38本、30盗塁(盗塁王)で2年連続のトリプルスリーを達成し、一時は4番にも座ったが内角攻めに合い負傷離脱も経験。セリーグ移籍1年目の坂口がリードオフマンとして.295と往年の輝きを取り戻した。川端は右足の骨折もありながら3年連続の打率3割をマーク。バレンティンは2年ぶりの30本を放ち、主力として復活を遂げたが、故障の相次いだ畠山が45試合の出場に留まり苦しいシーズンに。若手では3年目・西浦が72試合出場。走攻守でバランスが取れており、内野の一角を狙う。
2016年シーズン終了時の戦力分析。今回はセリーグ3位の横浜DeNAベイスターズ。梶谷、石川ら主力の故障が響いて、開幕は大きく出遅れたラミレス新監督だったが、5月は借金11を1ヵ月で完済する快進撃。キャプテン筒香を中心に後半戦は3位の座を守りぬいて11年ぶりのAクラス、球団創設初のCS進出を果たすと、CSでは巨人を圧倒して第1ステージを突破した。
筒香が44本、110打点で二冠王。3年連続の打率3割をマークし、打撃3部門でキャリアハイの成績を残した。ロペスも好不調の波があったが自己最多の34本で3番に回ったCSも活躍。後半戦は4年目の宮崎が5番に入り、11本とパンチ力を発揮。2年目の倉本もシーズンの大半で打率3割以上を記録し、飛躍のシーズンとなった。5年目の桑原も自己最多の133試合に出場して19盗塁とリードオフマンの座を確保。キャッチャーは新人の戸柱が124試合出場で来年以降もラミレス監督の期待がかかる。
2016年シーズン終了時の戦力分析。今回はセリーグ2位の読売ジャイアンツ。高橋新監督は野球賭博問題の中で開幕。阿部が肩の故障で5月末まで1軍復帰できず、先発陣として期待された外国人投手2人も離脱。後半戦は2位に居たが、優勝争いには加われず広島の首位独走を許してしまった。リリーフ陣も長年の酷使から低迷してしまい、接戦を落とすゲームも目立った。
坂本が.344、23本で初の首位打者を獲得。長野、村田が全試合出場で復活。ギャレットは夏場に状態を取り戻して24本で契約更新。阿部はキャッチャーを封印し、規定打席に届いていないが4年ぶりの打率3割で2000本安打まで83本。キャッチャーは小林誠が129試合出場でリードに苦しみながら定位置をつかんだ。セカンドのクルーズ、片岡が揃って故障離脱したことで、新人の山本泰を起用する場面も。代走のスペシャリストだった鈴木尚がCSでの牽制死もあり現役引退。重信ら後継者の育成も課題に。
2016年シーズン終了時の戦力分析。今回はセリーグ1位の広島東洋カープ。前田健太のメジャー移籍で前評判は高くなかったが、投手では野村が復活。野手では鈴木誠也のブレイクで緒方監督に“神ってる”と言わしめた。
6月に破竹の11連勝で首位を独走すると、2位の巨人に17.5ゲーム差をつけて25年ぶりのリーグ優勝を達成。日本シリーズ直前に黒田が引退を表明。
4年目の鈴木誠が.335、29本でライトのポジションを獲得。交流戦での3試合連続決勝アーチや日本シリーズでのホームスチールで沸かせた。エルドレッド、ルナの外国人が故障で離脱する中、今季2000本安打を達成した39歳の新井が中軸で101打点の活躍。また、速球派の投手相手の時は左の松山を4番に抜擢することで、選手起用の巧さを見せた。上位打線は“タナキクマル”と呼ばれる同学年の3人が高い出塁率を残し、64盗塁、292得点と機動力野球を武器に攻撃力は12球団トップを誇った。
2016年シーズン終了時の戦力分析。今回はセリーグ4位の阪神タイガース。“超変革”を掲げる金本新監督が若手を積極的に起用したが、交流戦で失速してしまい4年ぶりのBクラス。シーズン途中に育成枠から支配下登録された原口が活躍する一方で、鳥谷が不振から抜け出せずフルイニング出場が止まり、藤浪もプロ4年目で壁にぶつかる苦しいシーズンとなった。
新人王有力の高山が球団新人記録の136安打をマークし、1年目から3番に定着。キャッチャーでは原口が4月途中に1軍昇格すると大当たりで5月に月間MVPも獲得。肩痛が響いて守備面に不安を残したが、.299、11本と中軸を担った。3年目のゴメスがシーズン中盤から不振に陥り、得点力が激減し今季限りで退団。鳥谷をベンチに置くこともあり、昨年まで出場1試合だった4年目の北條が122試合出場。後半は1番ショートの座をつかみ、監督の期待がかかる。江越、中谷、横田ら若手の底上げが今後の課題に。
2016年シーズン開幕直前、戦力分析。最終回はセリーグ1位の東京ヤクルトスワローズ。就任1年目で最下位からリーグ優勝を遂げた真中監督。トリプルスリーの山田を中心に若手選手に大きな経験を積ませることができた。今年は抑えのバーネットがメジャー移籍したことで、優勝に貢献したリリーフ陣にほころびが出る。代わりに獲得した新外国人の活躍が今シーズンのカギを握る。
バレンティンがわき腹痛で開幕絶望となったが、復帰後は持ち前のフルスイングでホームランを量産したい。打点王の畠山も腰痛を抱えながらの1軍合流で、ぶっつけでの開幕になった。状態が上がるまで、首位打者の川端、山田、雄平の3人を中心に戦うことになる。新加入の坂口(オリックス)が好調で開幕スタメンの座をつかみ、中軸でスタート。周りの状態を見て、1番候補として期待がかかる。ショートは競争がし烈で、3年目の西浦が打撃好調。守備力のある大引や左の今浪との併用に。
2016年シーズン開幕直前、戦力分析。今回はセリーグ2位の読売ジャイアンツ。オフの野球賭博発覚で3投手が契約解除となり、3月には高木京介が遅れて賭博を公表するという前代未聞の事態。10年による第2次原政権が終幕し、現役引退を余儀なくされた高橋由伸新監督による新チームでスタート。現役時代のような積極打法や選手の個性を活かした色を出していきたい。
新外国人のギャレットが左の大砲として4番に座る。飛距離は出るが、アベレージに不安が残る。クルーズ(ロッテ)は二遊間での守備力に定評があり、坂本の体調が悪い時のカバーにもなる。2番で起用する新人の重信(早大)が俊足が武器で我慢して使いたい。若手では19歳の岡本を将来の主軸候補として、開幕サードで抜擢する動きが見られたが、惜しくも2軍スタート。今年は阿部のキャッチャー復帰が注目されたが、肩の状態が上がらずまさかの2軍スタート。3年目の小林誠に重責がかかる。
2016年シーズン開幕直前、戦力分析。今回はセリーグ3位の阪神タイガース。金本新監督による“超変革”をスローガンに若手の活躍がここまで目立っている。ドラ1ルーキーの高山(明大)、3年目の横田が1軍未出場の中、オープン戦の大活躍で開幕スタメンをつかんだ。リーグトップクラスの先発陣で勝っていきたい。NPB復帰した藤川球児は先発で開幕し、優勝請負人になれるか。
新人の高山が1番で開幕する。大学最多安打の巧打を武器にマートンの抜けた穴を埋めたい。横田も大型の野手ながら俊足が武器。控えの2年目・江越との競争になる。打線は新外国人のヘイグ次第で切れ目のない打線になる可能性。金本監督がキーマンに指名した鳥谷を6番に置く新オーダーで打点を確実に稼ぎたい。セカンドの競争は西岡が制したが体調不良もあり、シーズンでも上本、大和との併用になる。キャッチャーは12年目の苦労人・岡崎が首脳陣に認められて久々の開幕1軍を果たした。

