プロ野球戦力分析【ソフトバンク編・2014終了】
シーズン終了、12球団戦力分析。最終回はパリーグ1位の福岡ソフトバンクホークス。Bクラス転落し積極補強で挑んだ今季、夏場に9連勝で首位に抜け出すも、マジック点灯寸前から1勝9敗と大苦戦。リーグ最終戦、直接対決でバファローズをサヨナラ勝ちで下し優勝を決めた。難病克服の大隣が大一番での活躍が光り、3年ぶりの日本一。6年間指揮を執った秋山監督が勇退。【野手編】
内川が7年連続の3割を放ち、チームでも6人が打率3割をマークする強力打線に。昨年198安打の長谷川は足の故障で終盤サブに回ったが、中村が最多安打のタイトル。柳田は全試合出場でキャリアハイの.317、15本、33盗塁で終盤は1番起用、豪快なスイングで来季はトリプル3も視野に。新加入の李大浩は勝負強さに欠けたが、3割ジャストでチームトップの19本。移籍2年目の吉村も得点圏打率.370で内外野で故障者の穴を埋める活躍を果たし、層の厚さを見せた。【投手編】
攝津が4年連続の2ケタ(10勝)をマークするも、ケガと故障もあり4度の抹消で低迷。新加入のスタンリッジ(11勝)、中田(10勝)がシーズンを通して投げぬいた。7月末に復帰した大隣(3勝)がシーズン終盤、ポストシーズンとエース級の働き。リリーフ陣は、新人の森が24HP(58試合)で勝ちパターンに加わり、五十嵐は45HPで33試合連続自責点0と抜群の安定感。抑えは移籍組のサファテが自己最多の37セーブ。防御率1.05とゲーム終盤は盤石な継投に。
【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
| 投手 | |||||||
| 先発 | 攝 津 | スタンリッジ | 大 隣 | 中 田 | 武 田 | ||
| 中継 | 五十嵐 | 森 | 森 福 | 岡 島 | 柳 瀬 | 岩 嵜 | |
| 抑え | サファテ | ||||||
| 次点 | 飯 田 | 帆 足 | 東 浜 | 嘉弥真 | 金無英 | 大 場 | オセゲラ |
| 故障 | ウルフ | 寺 原 | 山 田 | 千 賀 | 退団 | 岡 島 | 江 尻 |
| 野手 | |||||||
| 捕手 | 細 川 | 鶴 岡 | 高 谷 | ||||
| 内野 | 李大浩 | 明 石 | 松 田 | 今 宮 | 吉 村 | 金 子 | 牧 原 |
| 外野 | 内 川 | 柳 田 | 中 村 | 長谷川 | 江 川 | 城 所 | |
| 次点 | 山 下 | カニザレス | 李杜軒 | 塚 田 | 髙 田 | 川島慶 | 松 中 |
| 故障 | 本 多 | 福 田 |
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シーズン終了、12球団戦力分析。今回はパリーグ2位のオリックスバファローズ。エース・金子千尋が球団初の沢村賞。今オフはFA流出危機の末、残留。投打がかみあった前半戦は2度の7連勝もあり首位で折り返すも、ホークスにかわされた。猛追の末、ゲーム差なしで迎えた10月2日の直接対決に屈し、あと1勝で18年ぶりのリーグ優勝を逃し、CSも第1ステージ敗退。
糸井が6年連続の3割、.331で初の首位打者。31盗塁に加え、自己最多の19本を放ち、来季はトリプル3も視野に。主軸のペーニャは32本を放ったが、故障でCS出場ができず退団。T-岡田が李大浩の移籍に伴う一塁コンバートで4年ぶり20本となる24本で復活。外野では4年目・駿太が持ち前の守備に加えて打率(.280)も残してきた。3年目・安達もチームトップの143試合出場でショートのレギュラーに。伊藤もベストナイン、GG賞も受賞してリーグを代表する捕手に成長。
シーズン終了、12球団戦力分析。今回はパリーグ3位の北海道日本ハムファイターズ。“二刀流”大谷がプロ2年目で2ケタ勝利&2ケタ本塁打の偉業を達成。今季は投手に重きを置きエース格に。上沢、浦野ら若手投手の活躍も光った。CSでは第1ステージを突破。チームの柱だった稲葉、金子が現役引退。さらにキャプテン大引、小谷野がFA移籍し、来季は大きく変わる。
中田が全試合出場、27本100打点で初の打点王。4年目・西川がライトコンバートもあって、1番に定着し43盗塁で初タイトル。陽岱鋼もキャリアハイの25本で後半戦は3番に。三塁が故障者続出で手薄になった所から、キャッチャーの近藤をコンバート。89試合の出場で来季はポジション定着を狙う。4年目・谷口(剛力彩芽似が話題に)も72試合の出場と数字を伸ばしてきている。大谷は.274、10本と成績を伸ばした。今季はDHでの出場が多く、先発出場の際は中軸を任された。
シーズン終了、12球団戦力分析。今回はパリーグ4位の千葉ロッテマリーンズ。開幕前は優勝争いの一角として注目されたが、打線が低迷。先発投手陣も崩れてしまいBクラス転落。後半戦、キューバより加入した主砲・デスパイネの活躍もあったが、チーム浮上の兆しは見れなかった。今オフはエース・成瀬がFA流出、守りの要・里崎が現役引退し、世代交代が進む。
デスパイネは後半戦45試合で.311、12本と持ち前の破壊力を見せた。チームトップは守備要員で獲ったクルーズの16本。内野3ポジションを守ったこともあり、15失策が響いた。鈴木は2年連続の全試合出場で、シーズン後半は3番も打った。4番でスタートした今江も今年は低迷。外野陣は荻野貴(15盗塁)が故障再発で40試合の出場にとどまったのが痛かった。2年目の加藤が98試合出場。キャッチャーは田村、ルーキー・吉田の50試合がチームトップで来年も競争に。
シーズン終了、12球団戦力分析。今回はパリーグ5位の埼玉西武ライオンズ。投打が低迷して9勝19敗と開幕ダッシュに失敗しチーム内での規律をめぐって内紛も勃発。借金13の最下位に陥った6月に早くも伊原監督が退任を発表。田辺監督代行が苦しいチーム事情の中、監督交代後は勝率5割をキープも7年ぶりの負け越し。後半戦は若手の起用も目立ち、立て直しが必要になる。
中村(故障で5月から復帰)、メヒア(5月から途中入団)が34本で共に本塁打のタイトル。中軸として期待された浅村は故障もあって、14本どまり。秋山も4月は極度の不振に陥り、チーム低迷の原因を作ってしまった。伊原監督が積極起用した8年目の木村は10本も.215と低打率で、再びライトは来季も争いになる。後半戦、高卒ルーキーの森が6本を放って非凡な所を見せており、炭谷はFA宣言せずに残留を果たしたが、来季はキャッチャーのポジション争いに。
シーズン終了、12球団戦力分析。今回はパリーグ6位の東北楽天ゴールデンイーグルス。昨年の日本一に貢献した田中将大(24勝無敗)の抜けた穴はやはり大きかった。5月末には星野監督が腰痛を訴えて休養。チームが低迷する中、現場復帰して夏場に21勝7敗と浮上したが、7連敗でシーズン終了し最下位。内部昇格したデーブ大久保新監督で再起をかける。
銀次がリーグ2位の.327で2年連続の3割で今年も中軸。岡島が1番から3番に入り、2人がジョーンズ(24本)の前後を固めた。ただ2ケタ本塁打は1人だけで長打力を欠き、今年もジョーンズはリーグ最多四球を選んで勝負を避けられた。松井稼は在籍4年目で最も高い打率.291を残し、40歳を迎える来季は外野コンバート挑戦。ショートは5年目・西田が131試合出場でレギュラー定着も近い。聖澤の不振もあり、盗塁9個(松井稼、岡島)がチームトップでは厳しい。
シーズン終了、12球団戦力分析。今回はセリーグ1位の読売ジャイアンツ。優勝候補の中、強力リリーフ陣の“スコット鉄太朗”が揃って低迷し、苦しいシーズン。それでも交流戦で優勝して首位に浮上。混戦の9月は広島、阪神との直接対決で9戦8勝。月間16勝8敗でリーグ3連覇を決めた。ただエース・菅野の故障離脱も響き、CSでは阪神に史上初の4連敗を喫した。
阿部が極度の不振に陥り.248、19本に終わり、来季はファーストに転向。村田の68打点がチームトップで主力が1年間を通して十分な働きができなかった。新戦力のアンダーソンは2度の故障があったが、.319で苦手の左投手を克服した。個人的には長野が足の故障を抱えながらの出場で、攻守で苦しんだ印象。内野では井端、外野では亀井が苦しいチーム事情を助けた。新人の小林は63試合の出場で強肩ぶりを披露。来季は正捕手の期待がかかる。
シーズン終了、12球団戦力分析。今回はセリーグ2位の阪神タイガース。開幕第3戦で西岡が長期離脱しチーム再編を迫られたシーズン。投打4人の外国人助っ人がチームを引っ張り、全員がタイトル獲得。6度の首位浮上のチャンスを逃し、9月の6連敗で優勝争いから脱落。それでも苦手とされたCSを6戦無敗で勝ち上がり、9年ぶりの日本シリーズ進出を果たした。
新加入のゴメスが26本、109打点で打点王のタイトル。オープン戦での不振から抜け出し、143試合で4番に座る安定感を見せた。後ろを座るマートンも初の首位打者、鳥谷もキャリアハイの.313で中軸の相乗効果につながった。西岡の代役セカンドは上本がレギュラー定着。夏場は息切れしたが、高い出塁率で初の規定打席到達。リーグワーストの17失策が今後の課題になる。今年も低迷していた福留が8月以降、打率3割を超える活躍でCS突破にも大きく貢献した。
シーズン終了、12球団戦力分析。今回はセリーグ3位の広島東洋カープ。エルドレッドの爆発や若手投手の活躍で開幕ダッシュに成功。5月には貯金12まで伸ばしたが、交流戦は9連敗もあり最下位と大ブレーキ。夏場に11勝3敗と再浮上したが、1ゲーム差で迎えた巨人との首位攻防戦で3連敗。リーグ最終戦で敗れて3位転落、CS直前に野村監督は辞任を表明。
エルドレッドが37本、104打点で主軸に返り咲き。8月の大ブレーキがなければ優勝も十分あり得た。チームは“菊丸コンビ”が共に初の打率3割超えで、前年よりも増して上位での高い攻撃力を見せた。外国人ではキラが不振だったのを、2軍に控えていたロサリオが守備に不安があるが.336、14本と大当たり。新人の田中が攻撃面でもアピールしショート定着。捕手では8年目・會澤が規定打席に未達ながら打率3割、10本を放ち、マスクを被る試合も増えてきた。
シーズン終了、12球団戦力分析。今回はセリーグ4位の中日ドラゴンズ。谷繁選手兼任監督、落合GM体制の1年目で“オレ竜”野球の復活が注目されたが、勝率5割付近でAクラス争いをしていた8月に和田、岩瀬が故障で戦線離脱。7勝20敗と大きく負け越してしまい、28年ぶりに2年連続のBクラス。後半戦は若手の起用が目立ち、世代交代も今後のポイントになる。
大島がキャリアハイの.318でリードオフマンとして復活。中軸ではルナが2年連続の3割をマークしたが、17発でチームトップでは物足りない。主砲の平田は故障もあって11発どまり。個人的には森野の活躍が大きかった。今年はファーストに固定し、GG賞も受賞。86打点で復活を遂げた。巨人から移籍した小笠原も打率3割をマークし、代打の切り札として輝きを見せた。谷繁監督は91試合の出場で、歴代1位の3017試合まで残り26試合。2番手捕手の育成が急務。

