プロ野球戦力分析【東北楽天編・2013終了】
2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ1位の東北楽天ゴールデンイーグルス。田中将大の24勝0敗(昨年から28連勝+ポストシーズンで2勝1敗)という驚異の数字で、チームの貯金(23)を稼いだ。7月には、この時期としては創設初の首位に浮上。5連敗こそあったが、首位攻防戦でロッテを突き放し球団創設9年目で初のリーグ制覇、そして星野監督も初の日本一に。
【野手編】
ジョーンズ(26発)が低打率ながらリーグ最多の105四球で威圧感を発揮。マギー(28発)との中軸で打線に厚みを持たせた。銀次が.317で3番に定着。2年目・岡島もシーズン途中でのライトコンバートに成功。定評のある打撃で打率3割をマーク。故障から開幕に間に合わせた藤田が初の規定打席到達。守備面でもポジショニングと好守が評価され、チームを救った。2年目・島内の活躍で聖澤が押し出されかけたが、9月・10月と奪い返した。21盗塁からの巻き返しに期待。
【投手編】
田中が文句なしの沢村賞、3年連続の防御率1点台。新ポスティング制度でメジャー挑戦なるか?ルーキー・則本も15勝で新人王を獲得したが、ポストシーズンのフル回転で肩の回復具合が心配。3年目・美馬は故障がちで6勝も日本シリーズMVP。リリーフ陣は、左の長谷部、金刃が1点台の活躍。後半戦は国内復帰の43歳・斎藤隆も勝負所で起用。ラズナー(15S)が肩の故障で8月に離脱すると、日替わりで抑えを任せる形に。ポストシーズンは田中、則本も後ろに回った。
【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
| 投手 | |||||||
| 先発 | 田 中 | 則 本 | 美 馬 | ダックワース | 辛 島 | ||
| 中継 | 長谷部 | 斎藤隆 | 金 刃 | 青 山 | 小山伸 | ハウザー | 宮 川 |
| 抑え | 不 在 | ||||||
| 次点 | 戸 村 | 永 井 | レイ | 福 山 | 菊 池 | 片 山 | 釜 田 |
| 故障 | 塩 見 | ラズナー | 退団 | ダックワース | ハウザー | レイ | 星 野 |
| 野手 | |||||||
| 捕手 | 嶋 | 伊志嶺 | |||||
| 内野 | 銀 次 | 藤 田 | マギー | 松井稼 | ジョーンズ | 岩 崎 | 西 田 |
| 阿 部 | |||||||
| 外野 | 聖 澤 | 枡 田 | 岡 島 | 牧 田 | 森 山 | 中 島 | |
| 次点 | 小 山 | 仲 澤 | 高 須 | 三 好 | 小 斉 | 鉄 平 | 榎 本 |
| 故障 | 西 村 | 島 内 | 退団 | マギー | 高 須 |
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2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ2位の埼玉西武ライオンズ。4月は18勝9敗と開幕ダッシュに成功したが、6月には貯金を使い果たした。夏場も若手の疲れから低迷。それでもおかわり君が9月に合流し、涌井も中継ぎで息を吹き返すと、4位から12勝2敗で急浮上を果たし、8連勝でシーズンを終了。最終戦で2位の座を奪ったが、CSで敗退し渡辺監督が辞任。
浅村が5月末に4番に抜擢されると、キャリアハイの.317、27本、110打点で打点王。“おかわり君”中村が長期離脱で長打力が計算できない中、チームを救った。ヘルマンが2年連続の40盗塁。1番に座り、リーグトップの出塁率(.418)で塁をかきまわした。栗山、秋山と4人が全試合出場。片岡が9月に故障から復帰すると、打率3割を超える活躍でAクラス入りに貢献。今オフに巨人へFA移籍するため、二遊間の競争へ。ルーキー・金子(94試合)、永江(99試合)ら若手に期待。
2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ3位の千葉ロッテマリーンズ。伊東監督の就任1年目、シーズン前の下馬評を覆し、5月には8連勝で首位浮上。前半戦で活躍した若手の疲労から、7月に6勝13敗と大きく負け越して首位転落。去年も息切れ感があったが、今年は夏場に持ち直した。最終戦に西武に敗れて3位で終わったが、CSでは第1ステージを突破してリベンジ。
開幕直後の4月、39歳・井口を一塁にコンバート。日米2000本安打を達成し、.297、23本と長打力を取り戻した。代わりに2年目・鈴木大地がチーム唯一の全試合出場でレギュラーを奪取。走攻守で活躍した。5月から今江を4番起用して、リーグ2位の.325とつなぎのある打線を展開。ホワイトセルが5月に2軍落ち、7月にブラゼル(元阪神)を補強すると、チーム2位の11本。CSでも活躍した。外野陣では、荻野貴がキャリアハイの102試合、26盗塁。CS前に故障で離脱したのが痛かった。
2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ4位の福岡ソフトバンクホークス。圧倒的な戦力で優勝候補とされていたが、外国人選手が振るわず低迷。交流戦では打撃好調で優勝も、7月末に一時最下位に転落。ここから2位まで浮上したが、後半戦は先発陣が総崩れとなってしまい、シーズン残り2試合で4位転落。秋山監督5年目で初のBクラスに終わった。
内川が6年連続の打率3割をマーク。長谷川が.341、198安打で初の首位打者、最多安打のタイトル。松田(20本)と5月末からクリーンアップを形成した3人は全試合出場。ただペーニャ、ラヘアの両外国人が不振に陥った。オープン戦で長打力を発揮した柳田は故障もあって11本どまり。6年目・中村晃が1番に定着、.307で初の規定打席到達。外国人の不調から一塁での出場起用も多かった。4年目・今宮もリーグ新の62犠打。2番ショートで初のゴールデングラブ賞を受賞。
2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ5位のオリックスバファローズ。キャンプ前の大型トレードで大幅な戦力アップに見えた今シーズン。ただ主力選手の故障も多く、森脇監督の1年目は苦しんだ。交流戦は3位だったが勝率5割を下回る所で推移し、5年連続のBクラス。今オフに助っ人の李大浩、バルディリスがチームを離れてしまい立て直しが必要。
糸井は新天地でも5年連続の打率3割をマーク。足に不安を抱えながら17本、33盗塁は自己最多。中軸の李大浩とバルディリスが共に91打点を残しながら、チームを退団する。大引の抜けたショートは2年目・安達が131試合出場。キャッチャーは6年目・伊藤がキャリアハイの137試合出場。打撃も.285と下位打線を固めた。復活を期す坂口、後藤、T-岡田はシーズン途中で離脱。FAで古巣復帰した平野恵は2度の故障もあって、打率3割超えも56試合の出場に終わった。
2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ6位の北海道日本ハムファイターズ。二刀流ルーキーの大谷翔平が話題となったが、後半戦に息切れ。WBC代表の稲葉が大不振に陥りチームは低迷。主砲の中田翔が骨折で離脱した9月は9勝16敗と大きく負け越し。前年のリーグ制覇から一転して、最下位に終わった栗山監督。来季は巻き返しを図るシーズンに。
陽が47盗塁で初タイトル、2年連続で全試合出場。中田が.305、28本と4番の仕事を果たしたが、8月末に骨折。ホームラン王のタイトルはテスト入団のアブレイユ(31本)が獲得。シーズン前に放出した糸井の抜けたライトが埋まらず、最多の51試合を守った大谷はチーム事情から5番に入る試合も。前半戦は打率3割をキープしたが、.238、3本で1年目終了。キャッチャーは鶴岡がキャリアハイの.295をマークしたが、今オフにFA移籍。課題の二遊間を含めて世代交代が進むか。
2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ1位の読売ジャイアンツ。大型ルーキー・菅野を擁し、開幕7連勝から始まった今シーズン。交流戦で一時2位に転落したものの、すぐに首位に返り咲くと夏場には打線が爆発。村田のリーグ新となる月間安打で他チームを圧倒。一気に2年連続のリーグ優勝を決めたが、日本シリーズでは楽天に一歩及ばなかった。
村田(.316、25本)が7月、8月と打率4割超えで打ちまくり、終盤は4番に座った。阿部は日本人最高の32本。長野は後半戦に打率3割超と調子を上げてきたが、今年は坂本(.265)の不振が響いた。新戦力のロペスも故障はあったが、.303、18本と助っ人として合格点。高橋由も故障明けの7月から当たりが戻ると、中軸での試合起用が増えた。6年目・中井がキャリアハイの.324(48試合)で故障で離脱するまではセカンドの一角に。来季は激しいポジション争いを勝ち抜けるか。
2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ2位の阪神タイガース。メジャー帰りの西岡、ルーキー・藤浪の大阪桐蔭高コンビの活躍もあり、6月には2度首位浮上。後半戦は巨人に離されつつも、チーム状態を上げて臨んだ8月末の直接対決で3連敗を喫し雌雄を決した。9月は6勝16敗とチーム状態は最悪。息切れ感は否めず、このまま本拠地でのCSも敗退。
西岡が足に不安を抱えながら.290と1番の仕事。サブで期待された上本がオープン戦の故障で出遅れたのが響いた。鳥谷は3年連続のリーグ最多四球。9月にはプロ初の4番起用も、後続が低迷して得点力が激減した。4番のマートンは打棒復活でNPB4年で3度めの最多安打。ただ国内復帰の福留が打率1割台と低迷。外野守備の好判断や勝負強さはあったが、2度の故障離脱が最後まで響いた。その間、外野挑戦の今成が巧打を見せて一時は5番を任されるほどの活躍。
2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ3位の広島東洋カープ。前半戦は貧打に苦しんで一時は借金14まで行ったが、シーズン途中に獲得したキラが4番で活躍すると、これまで苦手としていた夏場にチームが浮上。9月は7連勝を含む15勝7敗(リーグトップ)で16年ぶりのAクラスを決めた。その勢いでCSもファイナルステージまで進出したが、巨人には及ばなかった。
丸が14本、29盗塁で初の盗塁王を獲得。2番の菊池はセカンドで19失策ながら、補殺の日本記録を更新した守備範囲の広さは攻守にわたって盛り上げた。7月に加入したキラがシーズン約半分の出場で14本。9月に1軍再登録されたエルドレッドの打撃が復活、Aクラスを決めた。廣瀬の15打席連続出塁で沸かせたが故障もあって、6年目・松山が1年間、1軍を守りきり外野の一角に。堂林は昨年よりも数字を落とし、8月には故障で離脱。代役サードの木村、小窪が結果を残した。
2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ4位の中日ドラゴンズ。5年連続2ケタ勝利を挙げていたエース・吉見が5月に故障離脱。貧打が予想された打線は助っ人の活躍があったが、開幕前から不安視された先発陣が結果を残せず、チームはシーズンを通して借金生活。12年ぶりのBクラス転落を受けて、高木監督が引責辞任。落合GM、谷繁選手兼監督の下、チーム再建へ。
新加入のルナ(.350)が打率4割を超える打棒で一時は4番にも座ったが、8月に故障離脱。代役サードに19歳の高橋周が入って出場経験を積ませた。同じく新加入のクラークは低打率ながら25本とまずまず。復活を期す森野は16本。アライバの不振から5年ぶりにセカンドも守ることもあり、出場機会を増やした。開幕から出遅れた平田も夏場に持ち直して自己最多の15本。来季は4番候補になる。来季から谷繁(2000本安打達成)が監督兼任になり、若手捕手の育成も課題になる。


