カテゴリー「2013戦力分析」の24件の記事

2013年12月22日 (日)

プロ野球戦力分析【東北楽天編・2013終了】

Image1312e 2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ1位の東北楽天ゴールデンイーグルス。田中将大の24勝0敗(昨年から28連勝+ポストシーズンで2勝1敗)という驚異の数字で、チームの貯金(23)を稼いだ。7月には、この時期としては創設初の首位に浮上。5連敗こそあったが、首位攻防戦でロッテを突き放し球団創設9年目で初のリーグ制覇、そして星野監督も初の日本一に。

【野手編】
Image1312eorder ジョーンズ(26発)が低打率ながらリーグ最多の105四球で威圧感を発揮。マギー(28発)との中軸で打線に厚みを持たせた。銀次が.317で3番に定着。2年目・岡島もシーズン途中でのライトコンバートに成功。定評のある打撃で打率3割をマーク。故障から開幕に間に合わせた藤田が初の規定打席到達。守備面でもポジショニングと好守が評価され、チームを救った。2年目・島内の活躍で聖澤が押し出されかけたが、9月・10月と奪い返した。21盗塁からの巻き返しに期待。

【投手編】
田中が文句なしの沢村賞、3年連続の防御率1点台。新ポスティング制度でメジャー挑戦なるか?ルーキー・則本も15勝で新人王を獲得したが、ポストシーズンのフル回転で肩の回復具合が心配。3年目・美馬は故障がちで6勝も日本シリーズMVP。リリーフ陣は、左の長谷部、金刃が1点台の活躍。後半戦は国内復帰の43歳・斎藤隆も勝負所で起用。ラズナー(15S)が肩の故障で8月に離脱すると、日替わりで抑えを任せる形に。ポストシーズンは田中、則本も後ろに回った。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 田 中 則 本 美 馬 ダックワース 辛 島
中継 長谷部 斎藤隆 金 刃 青 山 小山伸 ハウザー 宮 川
抑え 不 在
次点 戸 村 永 井 レイ 福 山 菊 池 片 山 釜 田
故障 塩 見 ラズナー 退団 ダックワース ハウザー レイ 星 野
野手
捕手 伊志嶺
内野 銀 次 藤 田 マギー 松井稼 ジョーンズ 岩 崎 西 田
阿 部
外野 聖 澤 枡 田 岡 島 牧 田 森 山 中 島
次点 小 山 仲 澤 高 須 三 好 小 斉 鉄 平 榎 本
故障 西 村 島 内 退団 マギー 高 須
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2013年12月21日 (土)

プロ野球戦力分析【埼玉西武編・2013終了】

Image1312l 2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ2位の埼玉西武ライオンズ。4月は18勝9敗と開幕ダッシュに成功したが、6月には貯金を使い果たした。夏場も若手の疲れから低迷。それでもおかわり君が9月に合流し、涌井も中継ぎで息を吹き返すと、4位から12勝2敗で急浮上を果たし、8連勝でシーズンを終了。最終戦で2位の座を奪ったが、CSで敗退し渡辺監督が辞任。

【野手編】
Image1312lorder 浅村が5月末に4番に抜擢されると、キャリアハイの.317、27本、110打点で打点王。“おかわり君”中村が長期離脱で長打力が計算できない中、チームを救った。ヘルマンが2年連続の40盗塁。1番に座り、リーグトップの出塁率(.418)で塁をかきまわした。栗山、秋山と4人が全試合出場。片岡が9月に故障から復帰すると、打率3割を超える活躍でAクラス入りに貢献。今オフに巨人へFA移籍するため、二遊間の競争へ。ルーキー・金子(94試合)、永江(99試合)ら若手に期待。

【投手編】
4年目・菊池が前半戦で9勝を挙げる活躍も、左肩痛で離脱。岸(プロ7年で6度の2ケタ)、野上(救援で3勝)が11勝でチームトップ。牧田、十亀は8勝どまりも規定投球回に到達。涌井が先発で5点台(3勝)と苦しんだが、リリーフに回るとシーズン終盤は10連投の活躍で再びクローザー昇格。今オフ、先発志願でFA移籍した。リリーフ陣は、右のサファテ(16H)、左のウィリアムス(21H)が共に1点台で勝ちパターンに。ルーキー左腕の高橋がシーズン終盤のチームを救った。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 牧 田 野 上 十 亀 岡本洋
中継 サファテ ウィリアムス 増 田 高 橋 大 石 山本淳
抑え 涌 井
次点 西 口 武 隈 岡本篤 小 石 岩 尾 松 下 川 崎
故障 菊 池 松 永 退団 石井一 坂 元 サファテ シコースキー
野手
捕手 炭 谷 星孝 上 本
内野 浅 村 片 岡 ヘルマン 鬼 崎 金 子 渡辺直 永 江
中 村
外野 栗 山 秋 山 坂 田 大 崎 熊 代
次点 武 山 米 野 林 崎 山崎浩 斉 藤 木 村 石 川
故障 退団 ヘルマン オーティズ カーター スピリー
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2013年12月15日 (日)

プロ野球戦力分析【千葉ロッテ編・2013終了】

Image1312m 2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ3位の千葉ロッテマリーンズ。伊東監督の就任1年目、シーズン前の下馬評を覆し、5月には8連勝で首位浮上。前半戦で活躍した若手の疲労から、7月に6勝13敗と大きく負け越して首位転落。去年も息切れ感があったが、今年は夏場に持ち直した。最終戦に西武に敗れて3位で終わったが、CSでは第1ステージを突破してリベンジ。

【野手編】
Image1312morder 開幕直後の4月、39歳・井口を一塁にコンバート。日米2000本安打を達成し、.297、23本と長打力を取り戻した。代わりに2年目・鈴木大地がチーム唯一の全試合出場でレギュラーを奪取。走攻守で活躍した。5月から今江を4番起用して、リーグ2位の.325とつなぎのある打線を展開。ホワイトセルが5月に2軍落ち、7月にブラゼル(元阪神)を補強すると、チーム2位の11本。CSでも活躍した。外野陣では、荻野貴がキャリアハイの102試合、26盗塁。CS前に故障で離脱したのが痛かった。

【投手編】
エースの成瀬が故障で3ヶ月投げれず、6勝どまり。育成出身の西野が開幕ローテ入りすると、9勝をマーク。左の古谷が初登板で「あと1人でノーヒットノーラン」という好投。9勝1敗の好成績で後半戦のチームを救った。1年投げぬいた唐川と3人がチームトップの9勝。リリーフ陣では、ルーキー左腕・松永が58試合登板(28H)で終盤は先発にも回った。後半戦は内(13H)、ロサ(27H)、服部(20H)の継投で勝ち抜いた。今年はクローザー挑戦の益田が33セーブで初タイトル。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 唐 川 成 瀬 西 野 古 谷 松 永
中継 C.ロサ 服 部 レデズマ 藤 岡 上 野
抑え 益 田
次点 グライシンガ 大 谷 大 嶺 中 郷 阿 部 香 月
故障 荻野忠 伊 藤 退団 渡辺俊 小 野 薮 田 ゴンザレス
野手
捕手 里 崎 金 澤 田 村
内野 井 口 根 元 今 江 鈴 木 ブラゼル 福 浦 細 谷
外野 角 中 岡 田 清 田 サブロー 伊志嶺 加 藤
次点 江 村 川 本 塀 内 大 松 早 坂 GG佐藤 神 戸
故障 荻野貴 退団 ホワイトセル 青 野 工 藤
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2013年12月14日 (土)

プロ野球戦力分析【ソフトバンク編・2013終了】

Image1312sh 2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ4位の福岡ソフトバンクホークス。圧倒的な戦力で優勝候補とされていたが、外国人選手が振るわず低迷。交流戦では打撃好調で優勝も、7月末に一時最下位に転落。ここから2位まで浮上したが、後半戦は先発陣が総崩れとなってしまい、シーズン残り2試合で4位転落。秋山監督5年目で初のBクラスに終わった。

【野手編】
Image1312shorder 内川が6年連続の打率3割をマーク。長谷川が.341、198安打で初の首位打者、最多安打のタイトル。松田(20本)と5月末からクリーンアップを形成した3人は全試合出場。ただペーニャ、ラヘアの両外国人が不振に陥った。オープン戦で長打力を発揮した柳田は故障もあって11本どまり。6年目・中村晃が1番に定着、.307で初の規定打席到達。外国人の不調から一塁での出場起用も多かった。4年目・今宮もリーグ新の62犠打。2番ショートで初のゴールデングラブ賞を受賞。

【投手編】
攝津が15勝もシーズン終盤は打ち込まれた。規定投球回に到達したのは1人だけで、先発陣が総崩れの様相。大隣も難病で離脱し、武田も2年目のジンクスにはまった。FAで古巣復帰の寺原も4勝。リリーフ陣はリーグトップの2点台をマーク。千賀が27試合連続無失点。150キロ超の速球と鋭い変化球で敗戦処理から勝ちパターンの一角に。柳瀬、嘉弥真の活躍も光った。ただ森福が前半戦で苦しみ、ファルケンボーグも度重なる故障で離脱。国内復帰の五十嵐は12セーブどまり。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 攝 津 帆 足 寺 原 武 田 オセゲラ
中継 千 賀 森 福 岩 嵜 柳 瀬 嘉弥真 金無英
抑え 五十嵐
次点 大 場 山 田 東 浜 江 尻 山 中 新 垣 バリオス
故障 大 隣 藤 岡 退団 ファルケン パディーヤ 金 澤 陽耀勲
野手
捕手 細 川 山 崎 高 谷
内野 中 村 本 多 松 田 今 宮 ラヘア 金 子 李杜軒
外野 内 川 長谷川 柳 田 江 川 福 田 城 所
次点 山 下 高 田 福 元 牧 原 明 石 吉 村 松 中
故障 退団 田 上 福 元 ペーニャ
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2013年12月 8日 (日)

プロ野球戦力分析【オリックス編・2013終了】

Image1312bs 2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ5位のオリックスバファローズ。キャンプ前の大型トレードで大幅な戦力アップに見えた今シーズン。ただ主力選手の故障も多く、森脇監督の1年目は苦しんだ。交流戦は3位だったが勝率5割を下回る所で推移し、5年連続のBクラス。今オフに助っ人の李大浩、バルディリスがチームを離れてしまい立て直しが必要。

【野手編】
Image1312bsorder 糸井は新天地でも5年連続の打率3割をマーク。足に不安を抱えながら17本、33盗塁は自己最多。中軸の李大浩とバルディリスが共に91打点を残しながら、チームを退団する。大引の抜けたショートは2年目・安達が131試合出場。キャッチャーは6年目・伊藤がキャリアハイの137試合出場。打撃も.285と下位打線を固めた。復活を期す坂口、後藤、T-岡田はシーズン途中で離脱。FAで古巣復帰した平野恵は2度の故障もあって、打率3割超えも56試合の出場に終わった。

【投手編】
エース・金子千尋がオープン戦未登板のまま開幕投手を務めながら、15勝(リーグ2位)、200奪三振で初タイトル。未受賞ながら沢村賞の基準をクリアする復活劇。ただ西(9勝)、ディクソン(8勝)に続く先発が出てこなかった。手術明けの井川は3勝どまり。左の前田、松葉、海田らの若手に期待がかかる。リリーフ陣では、人的補償で獲得した馬原がオープン戦で故障した為、岸田が先発挑戦から再転向。2年目・佐藤達(40H)、平野佳(31セーブ)の剛球リレーで終盤を抑えた。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 金 子 西 ディクソン 前 田 松 葉
中継 佐藤達 比 嘉 小 松 森 本 マエストリ 海 田
抑え 平野佳
次点 井 川 東 野 平 井 中 山 八 木 桑 原 近 藤
故障 岸 田 馬 原 退団 ミンチェ シュルツ ハモンド
野手
捕手 伊 藤 斎藤俊
内野 李大浩 平野恵 バルディリス 安 達 原拓 山本和 縞 田
外野 糸 井 坂 口 川 端 駿 太 T-岡田 宮 﨑 竹 原
次点 伏 見 高橋信 フェルナンデス 後 藤 中 村 深 江 ロッティーノ
故障 退団 李大浩 バルディリス フェルナンデス 野 中
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プロ野球戦力分析【日本ハム編・2013終了】

Image1312f 2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ6位の北海道日本ハムファイターズ。二刀流ルーキーの大谷翔平が話題となったが、後半戦に息切れ。WBC代表の稲葉が大不振に陥りチームは低迷。主砲の中田翔が骨折で離脱した9月は9勝16敗と大きく負け越し。前年のリーグ制覇から一転して、最下位に終わった栗山監督。来季は巻き返しを図るシーズンに。

【野手編】
Image1312forder 陽が47盗塁で初タイトル、2年連続で全試合出場。中田が.305、28本と4番の仕事を果たしたが、8月末に骨折。ホームラン王のタイトルはテスト入団のアブレイユ(31本)が獲得。シーズン前に放出した糸井の抜けたライトが埋まらず、最多の51試合を守った大谷はチーム事情から5番に入る試合も。前半戦は打率3割をキープしたが、.238、3本で1年目終了。キャッチャーは鶴岡がキャリアハイの.295をマークしたが、今オフにFA移籍。課題の二遊間を含めて世代交代が進むか。

【投手編】
エース格に成長した吉川が肩の不安を抱えながらの投球で14→7勝と低迷。武田勝も4年連続2ケタ勝利中も今年は8勝。チーム最多勝は木佐貫、ウルフの9勝どまり。大谷は11試合に先発して3勝。斎藤佑が肩痛で使えなかった点も誤算だった。リリーフ陣では、宮西(30H)が25試合連続無失点。増井(28H)のリリーフ失敗がやや目立ったが、勝ちパターンを形成。5年目・矢貫が自己最多の57試合と活躍してオールスター初選出。抑えの武田久は3年連続の30セーブ。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 吉 川 武田勝 ウルフ 木佐貫 ケッペル
中継 増 井 宮 西 矢 貫 石 井 河 野 谷 元
抑え 武田久
次点 中村勝 多田野 鍵 谷 榎 下 大 塚 根 本
故障 斎藤佑 退団 ケッペル 糸 数 榊 原 モルケン
野手
捕手 鶴 岡 大 野 近 藤
内野 アブレイユ 中島卓 小谷野 大 引 稲 葉 西 川 杉 谷
今 浪
外野 中 田 陽岱鋼 大 谷 赤 田 佐 藤
次点 中 嶋 金子誠 飯 山 村 田 鵜久森 谷 口 浅 沼
故障 退団 鶴 岡 ホフパワー 二 岡 岩 舘
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2013年12月 1日 (日)

プロ野球戦力分析【巨人編・2013終了】

Image1311g 2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ1位の読売ジャイアンツ。大型ルーキー・菅野を擁し、開幕7連勝から始まった今シーズン。交流戦で一時2位に転落したものの、すぐに首位に返り咲くと夏場には打線が爆発。村田のリーグ新となる月間安打で他チームを圧倒。一気に2年連続のリーグ優勝を決めたが、日本シリーズでは楽天に一歩及ばなかった。

【野手編】
Image1311gorder 村田(.316、25本)が7月、8月と打率4割超えで打ちまくり、終盤は4番に座った。阿部は日本人最高の32本。長野は後半戦に打率3割超と調子を上げてきたが、今年は坂本(.265)の不振が響いた。新戦力のロペスも故障はあったが、.303、18本と助っ人として合格点。高橋由も故障明けの7月から当たりが戻ると、中軸での試合起用が増えた。6年目・中井がキャリアハイの.324(48試合)で故障で離脱するまではセカンドの一角に。来季は激しいポジション争いを勝ち抜けるか。

【投手編】
内海が4年連続2ケタ(ここ8年で7度)となる13勝。ルーキー・菅野も13勝と新人離れした投球で、日本シリーズでは無敗の田中将大に投げ勝った。杉内は不安定な内容が目立つも11勝。澤村が5勝どまりで終盤はリリーフへ配置転換したが、来季は再び先発争いに。リリーフ陣では“スコット鉄太朗”の3人が1点台と鉄壁。マシソン(40H)、山口(38H)から抑えの西村健(リーグ最多42セーブ)への継投で寄せ付けなかった。シーズン途中で広島から加入した左の青木の活躍も大きい。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 内 海 杉 内 菅 野 ホールトン 宮 國
中継 山 口 マシソン 澤 村 青 木 高木京 福 田
抑え 西村健
次点 小 山 今 村 笠 原 田 原 香 月 一 岡 アコスタ
故障 久 保 越 智 高木康 野間口 退団 辻 内
野手
捕手 阿 部 実 松 河 野
内野 ロペス 寺 内 村 田 坂 本 脇 谷 石井義
外野 長 野 ボウカー 亀 井 高橋由 松本哲 矢 野 鈴木尚
次点 加 藤 小笠原 藤 村 立 岡 大 田 橋 本
故障 中 井 退団 小笠原 古 城
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プロ野球戦力分析【阪神編・2013終了】

Image1311t 2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ2位の阪神タイガース。メジャー帰りの西岡、ルーキー・藤浪の大阪桐蔭高コンビの活躍もあり、6月には2度首位浮上。後半戦は巨人に離されつつも、チーム状態を上げて臨んだ8月末の直接対決で3連敗を喫し雌雄を決した。9月は6勝16敗とチーム状態は最悪。息切れ感は否めず、このまま本拠地でのCSも敗退。

【野手編】
Image1311torder 西岡が足に不安を抱えながら.290と1番の仕事。サブで期待された上本がオープン戦の故障で出遅れたのが響いた。鳥谷は3年連続のリーグ最多四球。9月にはプロ初の4番起用も、後続が低迷して得点力が激減した。4番のマートンは打棒復活でNPB4年で3度めの最多安打。ただ国内復帰の福留が打率1割台と低迷。外野守備の好判断や勝負強さはあったが、2度の故障離脱が最後まで響いた。その間、外野挑戦の今成が巧打を見せて一時は5番を任されるほどの活躍。

【投手編】
メッセンジャー(12勝)、能見(11勝)が揃って3年連続の2ケタ。高卒ルーキーの藤浪が10勝。スタンリッジ(8勝)は夏場まで防御率トップだったが、息切れして退団。先発転向の榎田が巨人キラーとして期待されたが、ひじ痛を再発して4勝どまり。リリーフ陣では、右の安藤(23H)、左の加藤(16H)のベテランがフル回転。19歳・松田遼馬も17試合連続無失点で救った。抑えでスタートした久保が安定せず5月末に2軍落ち。福原が14セーブ、2年連続の1点台と最年長が安定感を見せた。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 能 見 メッセンジャ スタンリッジ 藤 浪 秋 山
中継 安 藤 加 藤 ボイヤー 久 保 松 田 筒 井
抑え 福 原
次点 榎 田 岩 田 久保田 渡 辺 白仁田 小 嶋
故障 退団 スタンリッジ ボイヤー ザラテ
野手
捕手 藤 井 清 水 日 高
内野 新 井 西 岡 新井良 鳥 谷 関 本 上 本
外野 マートン 大 和 福 留 今 成 俊 介 桧 山
次点 小宮山 黒 瀬 森 田 荒 木 田 上 伊藤隼 柴 田
故障 退団 コンラッド 桧 山 林威助 浅 井
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2013年11月30日 (土)

プロ野球戦力分析【広島編・2013終了】

Image1311c 2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ3位の広島東洋カープ。前半戦は貧打に苦しんで一時は借金14まで行ったが、シーズン途中に獲得したキラが4番で活躍すると、これまで苦手としていた夏場にチームが浮上。9月は7連勝を含む15勝7敗(リーグトップ)で16年ぶりのAクラスを決めた。その勢いでCSもファイナルステージまで進出したが、巨人には及ばなかった。

【野手編】
Image1311corder 丸が14本、29盗塁で初の盗塁王を獲得。2番の菊池はセカンドで19失策ながら、補殺の日本記録を更新した守備範囲の広さは攻守にわたって盛り上げた。7月に加入したキラがシーズン約半分の出場で14本。9月に1軍再登録されたエルドレッドの打撃が復活、Aクラスを決めた。廣瀬の15打席連続出塁で沸かせたが故障もあって、6年目・松山が1年間、1軍を守りきり外野の一角に。堂林は昨年よりも数字を落とし、8月には故障で離脱。代役サードの木村、小窪が結果を残した。

【投手編】
エース・前田健が4年連続2ケタとなる15勝(2位)で防御率のタイトル。野村は2年目のジンクスを振り切って12勝。バリントン(11勝)、大竹(10勝)と4人が10勝以上と先発層の厚さを見せたが、今オフには大竹がFA移籍で流出する。リリーフ陣では、横山(15H)、永川勝(13H)の復活で後半戦は勝ちパターンの一角に。左は久本がフル回転の活躍。今村は抑え候補として期待されたが、56試合登板も結果を残せず。抑えのミコライオは27セーブで2年目のシーズンで数字を伸ばした。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 前田健 バリントン 大 竹 野 村 中村恭
中継 永川勝 横 山 今 村 中 田 久 本 今 井
抑え ミコライオ
次点 中 崎 小 野 河 内 福 井 上 野 武 内 梅 津
故障 ソコロビッチ 退団 岸 本 菊地原
野手
捕手 石 原 白 濱
内野 キ ラ 菊 池 木 村 小 窪 上 本
外野 エルドレッド 松 山 廣 瀬 岩 本 赤 松
次点 會 澤 安 部 鈴木誠 中 東 下水流 天 谷 ルイス
故障 栗 原 東 出 堂 林 退団 前田智 ニック
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2013年11月24日 (日)

プロ野球戦力分析【中日編・2013終了】

Image1311d 2013年シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ4位の中日ドラゴンズ。5年連続2ケタ勝利を挙げていたエース・吉見が5月に故障離脱。貧打が予想された打線は助っ人の活躍があったが、開幕前から不安視された先発陣が結果を残せず、チームはシーズンを通して借金生活。12年ぶりのBクラス転落を受けて、高木監督が引責辞任。落合GM、谷繁選手兼監督の下、チーム再建へ。

【野手編】
Image1311dorder 新加入のルナ(.350)が打率4割を超える打棒で一時は4番にも座ったが、8月に故障離脱。代役サードに19歳の高橋周が入って出場経験を積ませた。同じく新加入のクラークは低打率ながら25本とまずまず。復活を期す森野は16本。アライバの不振から5年ぶりにセカンドも守ることもあり、出場機会を増やした。開幕から出遅れた平田も夏場に持ち直して自己最多の15本。来季は4番候補になる。来季から谷繁(2000本安打達成)が監督兼任になり、若手捕手の育成も課題になる。

【投手編】
2ケタ勝利が計算された吉見、山内が活躍できず、勝ち頭は左の大野が初の10勝(10敗)。山井はシーズン途中の先発再転向でノーヒットノーランも記録したが、5勝どまり。先発、中継ぎとフル回転した中田賢(4勝15H)はFA移籍する。リリーフでは、左の岡田が66試合とフル回転。右の武藤、田島とこの3人は毎日のように継ぎ込んだ。浅尾が7月に肩痛から復帰すると、途中加入のマドリガルとのリレーを形成。抑えの岩瀬も通算382セーブで大魔神・佐々木を超える歴代1位に。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 大 野 山 井 中田賢 カブレラ 山本昌
中継 浅 尾 マドリガル 武 藤 岡 田 田 島 高橋聡
抑え 岩 瀬
次点 西 川 川 上 岩 田 小 熊 三 瀬 小林正 鈴 木
故障 吉 見 山 内 退団 マドリガル ブラッドリー
野手
捕手 谷 繁 小 田 松井雅
内野 クラーク 森 野 高橋周 井 端 荒 木 堂上直 岩崎恭
外野 大 島 和 田 平 田 藤 井 松井佑 堂上剛
次点 田 中 福 田 中田亮 柳 田 吉 川 野 本
故障 ル ナ 退団 山崎武 クラーク ディアス
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