プロ野球戦力分析【日本ハム編・2012終了】
2012シーズン終了後、12球団戦力分析。最終回はパリーグ1位の北海道日本ハムファイターズ。栗山新監督の下、投手では3年間0勝の左腕・吉川を抜擢。移籍したダルビッシュの穴を埋める活躍でリーグMVP。打者では、なかなか状態のあがらない「4番“中田翔”」を全試合貫きとおした。8月にロッテを逆転して首位に躍り出ると、西武との首位争いを制してリーグ制覇。
【野手編】
中田が6月まで1割台と低迷も、リーグ2位の24発(.239)。得点圏打率.198のアップが課題か。糸井は故障を抱えながら、後半戦に調子を上げて4年連続の打率3割。2年連続の出塁率のタイトル。2000本安打を達成した稲葉は5番に定着し、ポイントゲッターとして復活。来季はコーチ兼任になる。終盤は陽岱鋼が1番に座り、思い切りの良い打撃と強肩好守で存在感。田中賢は3割をマークしながら、夏場に故障離脱しこのままメジャー挑戦へ。二遊間の世代交代が来季のポイントに。
【投手編】
プロ通算6勝の吉川が14勝、1.71で防御率のタイトル。武田勝(11勝)、ウルフ(10勝)と3人が2ケタ勝利。2年目の斎藤佑は5勝どまりで2軍でも打ち込まれた。夏場からは3年目・中村勝がローテ入り。2勝に終わったが、未来のエース候補。リリーフでは、増井が50HPでセットアッパーとしてフル回転。左の宮西は41HPながら、疲労からかシーズン終盤は石井に勝ちパターンを譲った。武田久がひざの故障から復帰すると、安定感を取り戻して32セーブで2年連続のタイトル。
【1軍登録選手(投手13人、野手15人)】
| 投手 | |||||||
| 先発 | 吉 川 | 武田勝 | ウルフ | 中村勝 | 斎藤佑 | 谷 元 | |
| 中継 | 増 井 | 宮 西 | 石 井 | 森 内 | モルケン | 矢 貫 | |
| 抑え | 武田久 | ||||||
| 次点 | 多田野 | 八 木 | 乾 | 榊 原 | 根 本 | 植 村 | 糸 数 |
| 故障 | ケッペル | 金 森 | 退団 | 松 家 | |||
| 野手 | |||||||
| 捕手 | 鶴 岡 | 大 野 | 近 藤 | ||||
| 内野 | 稲 葉 | 西 川 | 小谷野 | 金子誠 | 二 岡 | ホフパワー | 飯 山 |
| 中島卓 | 杉 谷 | ||||||
| 外野 | 中 田 | 糸 井 | 陽岱鋼 | ||||
| 次点 | 中 嶋 | 尾 崎 | 今 浪 | 岩 舘 | 村 田 | 関 口 | 鵜久森 |
| 故障 | 田中賢 | 加藤政 | 紺 田 | 退団 | スレッジ |
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2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ2位の埼玉西武ライオンズ。エース涌井が開幕からの不調とスキャンダルから2度の2軍落ち。6月には借金9の最下位に転落していたが、リリーフ陣が整備されるとチームは復調。夏場の快進撃で8月末には首位に浮上。9月に2度の4連敗が響いて日本ハムに再び首位の座を明け渡すと、CSも第1ステージで敗退。
“おかわり君”中村が肩、ひざの故障もありながら27発で2年連続のタイトル。特に交流戦は12発と打ちまくった。2年目・秋山が.293で初の規定打席到達。夏場からは1番栗山との上位打線を形成。主力の片岡、栗山が故障離脱し、中島も9月はわき腹痛に悩まされ首位打者の座から脱落。新外国人のヘルマンがリーグ2位の41盗塁、打撃でも要所で結果を残した。後半戦から途中加入のオーティズも9HRで契約更新。炭谷も自己最多の138試合でマスクを被り、独り立ちできるか。
2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ3位の福岡ソフトバンクホークス。11年の日本一から杉内、和田らエース格3人が抜けて大幅な戦力ダウンのなか、“ブイブイ(VV)”を合言葉に臨んだシーズン。後半戦の巻き返しでAクラス入りを果たしたが、今年は勝率5割付近をたどった。チームの大黒柱だった小久保が2000本安打を達成し、今シーズン限りで引退。
内川が5年連続の打率3割、2年連続の最多安打をマークしたが、6月に.128と大不振に陥った。新外国人のペーニャが21発で後半戦は4番に定着。トリプルスリーに最も近い松田は夏場の故障で95試合の出場に終わり3割、9発、16盗塁どまり。9年目・明石が自己最多の135試合出場(.254)で25盗塁。本多も.246と低調で1,2番の出塁率が上がらなかった分、得点力が半減。若手では3年目・今宮が126試合。2年目・柳田が後半戦で5HRと大型外野手の予感。
2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ4位の東北楽天ゴールデンイーグルス。前半戦は初のAクラスで折り返したが、直後に8連敗。それでも9月は13勝9敗と奮闘したが、140試合めで終戦。CS進出へあと1ゲーム差に終わったが、星野監督2年目のシーズンは3年ぶりの勝率5割でシーズンを終えた。外国人野手4人が全員退団し、布陣の見直しへ。
聖澤が52盗塁で初のタイトル。得点圏打率もリーグトップで勝負強さを発揮した。7年目・銀次がチームトップの打率(.280)で初の規定打席に到達。走塁ミスが目立つが、“星野チルドレン”と期待される中、中軸を打つ機会も増えてきた。シーズン途中に内村とのトレードで獲得した藤田(DeNA)も3割に乗せて、定評のある守備でセカンドのレギュラーに。2ケタホームランの選手がゼロ(トップは松井稼、牧田の9発)に終わった今シーズン、新助っ人による長打力アップが課題に。
2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ5位の千葉ロッテマリーンズ。開幕から3人のルーキー投手が活躍。投打が噛み合って最大で貯金15。前半戦こそ首位で折り返したものの、右のエース格・唐川の故障や選手の疲労もあり後半戦は失速した。9月の9連敗でBクラスに転落。CS進出も逃し西村監督が辞任、伊東新監督(元西武)の下で立て直しへ。
6年目・角中が初の規定打席に到達して首位打者のタイトル。根元もショートのレギュラーを取り返し、チーム2位の9発(1位は井口の11発)。岡田は23盗塁にとどまり、出塁率が伸び悩んだことで1番打者を固定できず。伊志嶺は2年目のジンクスにはまった。4番のホワイトセルは後半戦で巻き返して、63試合の出場ながら契約更新。FAで古巣復帰したサブローは持ち前の勝負強さで4番も担ったが低迷。9月こそ打てなかったが、福浦は代打で.424と勝負強さを発揮した。
2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ6位のオリックスバファローズ。エース金子、攻守でチームを引っ張る坂口が5月で故障離脱すると、得意の交流戦でも負け越し。シーズン途中で補強も行ったが、8月以降はドロ沼の12連敗を含む11勝28敗で岡田監督が休養に追い込まれた。森脇監督代行(来季の監督就任)が5連勝でシーズンを終えたのがわずかな光か。
李大浩が唯一の全試合出場。24HR、91打点で1年めから打点王のタイトル。T-岡田は4月好調も、故障が響いて10本どまり。坂口のケガで外野もできるスケールズ(元日本ハム)を緊急補強、ルーキー・川端も125試合出場したが、カバーしきれなかった。後藤や大引も低調に終わり、キャッチャーも故障と拙守で首脳陣の怒りを買い、固定できなかった。鈴木、日高が抜けて新監督の下で立て直し。シーズン終盤、宮崎や深江といった足の使える若手を試せた事を来季へ活かせるか。
2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ1位の読売ジャイアンツ。村田、杉内のFA補強もあり圧倒的な戦力だったが、まさかの開幕ダッシュに失敗。それでも4月に最大7あった借金を5月の10連勝で一気に完済。苦手とされた交流戦で初優勝すると、7月からは勝率7割ペースで首位を独走した。CSでは中日に追い詰められたが、3年ぶりの日本一に。
キャプテン・阿部が首位打者、打点王(.340、27HR、104打点)の二冠でMVP。足の故障を抱えながら4番を担った。一時は村田も4番に入ったが、後半戦は不調に陥って58打点どまり。4月下旬に長野と坂本の打順を入替え、2人揃って最多安打のタイトル。ボウカーは極度の不振にあえいだが、ポストシーズンの活躍で契約更新。後半戦、復活した松本哲の機動力、守備力が光った。矢野も左キラーとして存在感を増し、石井義の驚異の代打成功率(.405)もCSでチームを救った。
2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ2位の中日ドラゴンズ。共に70歳オーバーの高木新監督、権藤コーチの喧騒もありながら、思い切った選手起用も当たり、シーズン通して勝率5割を下回ることはなかった。最後は首位から10ゲーム離されたが、CSではエース吉見が不在のなかで首位巨人を相手に奮闘。あと1勝という所まで追い詰めたが、日本シリーズ進出には及ばず。
3年目・大島が初の規定打席到達。.310、32盗塁(盗塁王)でリードオフマンの座に。井端が3年ぶりに規定打席到達。故障も抱えながら安定した内容で、CSでは2番、3番でアライバを並べるオーダーも見られたが、シーズン中は5番、6番を担った。ブランコの故障や森野の不振もあり、中軸が固定できないシーズンで和田(.232→.285)が全試合出場で持ち直した。堂上剛が代打成功率.282の高さを見せている。高卒ルーキー・高橋周は41試合で2本。来季はレギュラー挑戦へ。
2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ3位の東京ヤクルトスワローズ。開幕前は巨人の対抗チームとして、4月は1位。5月の10連敗で一気に崩れたが、その後は5割をやや下回る所でキープ。9月は16勝8敗でカープとのCS争いを制した。主力の故障者が続出するも、代わりの選手が穴を埋めるリーグトップクラスの打撃力でシーズン終盤を勝ち抜いた。
助っ人野手が故障もありながら大活躍。バレンティンが31発で規定打席に未到達ながら2年連続のホームラン王。ミレッジが3割、21発でポスト青木として十二分の活躍。一時は4番も座った。福地、宮出が現役引退したが、シーズン終盤まで活躍。外野枠を固定できず、起用される場面も目立った。センターでは上田、雄平、松井淳、比屋根といった所での競争に。キャッチャーでは4年目・中村が強肩を武器に90試合マスクを被っており、ポスト相川として成長してきた。
2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ4位の広島東洋カープ。主砲の栗原が4月にチームを離脱。交流戦を乗り切ると、投打のバランスが噛み合いだした。7月に12勝5敗の大幅勝ち越しで3位浮上し、初のクライマックスシリーズ進出も見えたが・・・9月にヤクルトとの直接対決3連敗を含む6勝17敗と大失速。惜しくも15年ぶりのAクラス入りを逃がした。
野村監督が3年目・堂林を全試合使い続けて.242、14HR。サードでの29失策は今後の課題だが、思い切りの良い打撃で一躍、将来の主軸候補に。7月に補強したエルドレッドが4番で11発。終盤こそ研究されたが、後半戦のチームを救った。41歳の天才・前田智も驚異の代打成功率(.327)はお見事。梵と堂林を除いてレギュラーを固定できず、特にキャッチャーの相次いだ故障が目立った。ルーキーでは菊地が故障の東出をカバー、俊足で今後も出場機会のチャンス。


