カテゴリー「2012戦力分析」の24件の記事

2012年12月15日 (土)

プロ野球戦力分析【日本ハム編・2012終了】

Image1211f 2012シーズン終了後、12球団戦力分析。最終回はパリーグ1位の北海道日本ハムファイターズ。栗山新監督の下、投手では3年間0勝の左腕・吉川を抜擢。移籍したダルビッシュの穴を埋める活躍でリーグMVP。打者では、なかなか状態のあがらない「4番“中田翔”」を全試合貫きとおした。8月にロッテを逆転して首位に躍り出ると、西武との首位争いを制してリーグ制覇。

【野手編】
Image1211forder 中田が6月まで1割台と低迷も、リーグ2位の24発(.239)。得点圏打率.198のアップが課題か。糸井は故障を抱えながら、後半戦に調子を上げて4年連続の打率3割。2年連続の出塁率のタイトル。2000本安打を達成した稲葉は5番に定着し、ポイントゲッターとして復活。来季はコーチ兼任になる。終盤は陽岱鋼が1番に座り、思い切りの良い打撃と強肩好守で存在感。田中賢は3割をマークしながら、夏場に故障離脱しこのままメジャー挑戦へ。二遊間の世代交代が来季のポイントに。

【投手編】
プロ通算6勝の吉川が14勝、1.71で防御率のタイトル。武田勝(11勝)、ウルフ(10勝)と3人が2ケタ勝利。2年目の斎藤佑は5勝どまりで2軍でも打ち込まれた。夏場からは3年目・中村勝がローテ入り。2勝に終わったが、未来のエース候補。リリーフでは、増井が50HPでセットアッパーとしてフル回転。左の宮西は41HPながら、疲労からかシーズン終盤は石井に勝ちパターンを譲った。武田久がひざの故障から復帰すると、安定感を取り戻して32セーブで2年連続のタイトル。

【1軍登録選手(投手13人、野手15人)】
投手
先発 吉 川 武田勝 ウルフ 中村勝 斎藤佑 谷 元
中継 増 井 宮 西 石 井 森 内 モルケン 矢 貫
抑え 武田久
次点 多田野 八 木 榊 原 根 本 植 村 糸 数
故障 ケッペル 金 森 退団 松 家
野手
捕手 鶴 岡 大 野 近 藤
内野 稲 葉 西 川 小谷野 金子誠 二 岡 ホフパワー 飯 山
中島卓 杉 谷
外野 中 田 糸 井 陽岱鋼
次点 中 嶋 尾 崎 今 浪 岩 舘 村 田 関 口 鵜久森
故障 田中賢 加藤政 紺 田 退団 スレッジ
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2012年12月 9日 (日)

プロ野球戦力分析【埼玉西武編・2012終了】

Image1211l 2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ2位の埼玉西武ライオンズ。エース涌井が開幕からの不調とスキャンダルから2度の2軍落ち。6月には借金9の最下位に転落していたが、リリーフ陣が整備されるとチームは復調。夏場の快進撃で8月末には首位に浮上。9月に2度の4連敗が響いて日本ハムに再び首位の座を明け渡すと、CSも第1ステージで敗退。

【野手編】
Image1211lorder “おかわり君”中村が肩、ひざの故障もありながら27発で2年連続のタイトル。特に交流戦は12発と打ちまくった。2年目・秋山が.293で初の規定打席到達。夏場からは1番栗山との上位打線を形成。主力の片岡、栗山が故障離脱し、中島も9月はわき腹痛に悩まされ首位打者の座から脱落。新外国人のヘルマンがリーグ2位の41盗塁、打撃でも要所で結果を残した。後半戦から途中加入のオーティズも9HRで契約更新。炭谷も自己最多の138試合でマスクを被り、独り立ちできるか。

【投手編】
牧田が13勝、岸が11勝、石井が10勝と2ケタ勝利が3人。4年目・野上が自己最多の8勝。3年目・菊池雄星は今年も4勝どまり。後半戦は西口(通算182勝)の故障もあり、谷間の先発不足に。前半戦ガタガタ(防御率4.64)のリリーフ陣が後半戦には2点台に飛躍。ルーキー・十亀、2年目・大石も積極的に起用した。右の長田(28HP)、左のウィリアムス(29HP)が勝ちパターンとして安定すると、涌井がゴンザレスに代わってシーズン途中の抑え転向で30セーブ。来季は先発復帰へ。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 牧 田 石井一 野 上 菊 池
中継 長 田 ウィリアムス 岡本篤 松 永 十 亀 大 石
抑え 涌 井
次点 小 石 平野将 山本淳 田 中 岡本洋 宮 田 木 村
故障 西 口 武 隈 退団 ゴンザレス マイケル 星 野
野手
捕手 炭 谷 上 本
内野 中 村 浅 村 ヘルマン 中 島 オーティズ 鬼 崎
カーター
外野 秋 山 大 崎 熊 代 星秀 斉 藤 高 山
次点 星孝 中 田 米 野 永 江 林 崎 坂 田
故障 片 岡 栗 山 石 川 退団 平 尾 佐 藤 大 島
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2012年12月 8日 (土)

プロ野球戦力分析【ソフトバンク編・2012終了】

Image1211sh 2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ3位の福岡ソフトバンクホークス。11年の日本一から杉内、和田らエース格3人が抜けて大幅な戦力ダウンのなか、“ブイブイ(VV)”を合言葉に臨んだシーズン。後半戦の巻き返しでAクラス入りを果たしたが、今年は勝率5割付近をたどった。チームの大黒柱だった小久保が2000本安打を達成し、今シーズン限りで引退。

【野手編】
Image1211shorder 内川が5年連続の打率3割、2年連続の最多安打をマークしたが、6月に.128と大不振に陥った。新外国人のペーニャが21発で後半戦は4番に定着。トリプルスリーに最も近い松田は夏場の故障で95試合の出場に終わり3割、9発、16盗塁どまり。9年目・明石が自己最多の135試合出場(.254)で25盗塁。本多も.246と低調で1,2番の出塁率が上がらなかった分、得点力が半減。若手では3年目・今宮が126試合。2年目・柳田が後半戦で5HRと大型外野手の予感。

【投手編】
攝津が開幕前の故障で不安視されたが、17勝で沢村賞。帆足やペニーが結果を残せず、代役でローテ入りした大隣が自己最多の12勝、終盤は息切れしたが防御率のタイトルを争った。7月にデビューした高卒ルーキーの武田が大活躍。150キロ台の速球と多彩な変化球で防御率1.07、8勝(1敗)。リリーフではファルケンボーグが肩の故障で本来の調子が戻らず、森福が26HP、17Sと中継ぎ・抑えとフル回転。岡島も開幕から46試合自責点0の大活躍で、シーズン終盤は抑えに回った。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 攝 津 大 隣 山 田 武 田 陽耀勲 岩 嵜
中継 森 福 柳 瀬 藤 岡 金 澤 吉 川
抑え 岡 島
次点 新 垣 大 場 金無英 神 内 二 保 ドイル
故障 帆 足 馬 原 ファルケン 退団 ペニー
野手
捕手 細 川 山 崎 高 谷
内野 小久保 本 多 松 田 明 石 今 宮 金 子
外野 内 川 ペーニャ 長谷川 多 村 柳 田 松 中 城 所
次点 田 上 仲 澤 アレン 牧 原 中 村 中 西
故障 福 田 江 川 退団 小久保 カブレラ
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2012年12月 2日 (日)

プロ野球戦力分析【東北楽天編・2012終了】

Image1211e 2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ4位の東北楽天ゴールデンイーグルス。前半戦は初のAクラスで折り返したが、直後に8連敗。それでも9月は13勝9敗と奮闘したが、140試合めで終戦。CS進出へあと1ゲーム差に終わったが、星野監督2年目のシーズンは3年ぶりの勝率5割でシーズンを終えた。外国人野手4人が全員退団し、布陣の見直しへ。

【野手編】
Image1211eorder 聖澤が52盗塁で初のタイトル。得点圏打率もリーグトップで勝負強さを発揮した。7年目・銀次がチームトップの打率(.280)で初の規定打席に到達。走塁ミスが目立つが、“星野チルドレン”と期待される中、中軸を打つ機会も増えてきた。シーズン途中に内村とのトレードで獲得した藤田(DeNA)も3割に乗せて、定評のある守備でセカンドのレギュラーに。2ケタホームランの選手がゼロ(トップは松井稼、牧田の9発)に終わった今シーズン、新助っ人による長打力アップが課題に。

【投手編】
エース・田中将大は開幕前の故障、シーズン中の離脱もあって10勝(4敗)どまり。それでも奪三振のタイトル。2年目・塩見、ヒメネスが不振で先発不足に悩まされた。しかし、右の美馬、左の辛島が先発転向が当たり、揃って8勝。高卒ルーキーの釜田が交流戦でデビューし7勝。完封勝利もあり大器の片鱗を見せた。リリーフ陣は少し防御率が高めか。右のラズナー(18HP)、左のハウザー(23HP)がセットアッパーに入ると、青山(61試合)が5月から抑えに回り22セーブ。

【1軍登録選手(投手13人、野手15人)】
投手
先発 田 中 美 馬 釜 田 辛 島 塩 見 ダックワース
中継 ラズナー ハウザー 小山伸 片 山 高 堀 加藤大
抑え 青 山
次点 ヒメネス 永 井 戸 村 菊 池 川 井 武 藤 土 屋
故障 退団 下 柳 有 銘 川 岸
野手
捕手 岡 島
内野 フェルナンデス 藤 田 銀 次 松井稼 ガルシア 西 村 草 野
西 田
外野 聖 澤 牧 田 鉄 平 島 内 中 島
次点 小山桂 高 須 阿 部 ハーパー 中村真 横 川 テレーロ
故障 枡 田 退団 岩 村
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2012年12月 1日 (土)

プロ野球戦力分析【千葉ロッテ編・2012終了】

Image12m 2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ5位の千葉ロッテマリーンズ。開幕から3人のルーキー投手が活躍。投打が噛み合って最大で貯金15。前半戦こそ首位で折り返したものの、右のエース格・唐川の故障や選手の疲労もあり後半戦は失速した。9月の9連敗でBクラスに転落。CS進出も逃し西村監督が辞任、伊東新監督(元西武)の下で立て直しへ。

【野手編】
Image1211morder 6年目・角中が初の規定打席に到達して首位打者のタイトル。根元もショートのレギュラーを取り返し、チーム2位の9発(1位は井口の11発)。岡田は23盗塁にとどまり、出塁率が伸び悩んだことで1番打者を固定できず。伊志嶺は2年目のジンクスにはまった。4番のホワイトセルは後半戦で巻き返して、63試合の出場ながら契約更新。FAで古巣復帰したサブローは持ち前の勝負強さで4番も担ったが低迷。9月こそ打てなかったが、福浦は代打で.424と勝負強さを発揮した。

【投手編】
成瀬、グライシンガーが12勝。唐川(8勝2敗)が後半戦出場できなかったのが痛かった。渡辺俊も不振で2軍落ちした後半戦は先発不足に悩まされた。3人のルーキー投手、藤岡は疲労から一時、2軍も経験したが6勝(7敗)。中後は変則フォームを武器に前半戦フル回転した分、肩を故障。益田は新人最多記録の72試合、43HPで新人王のタイトルで来季は抑え挑戦も。藪田が26セーブも3点台と不安定さを露呈。速球派の内も2度の故障でシーズンを通しての出場はできなかった。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 成 瀬 グライシンガ 藤 岡 小 野 マシス 大 谷
中継 益 田 中 郷 南昌 橋 本 吉 見
抑え 藪 田
次点 渡辺俊 上 野 阿 部 中 後 C.ロサ 古 谷 香 月
故障 唐 川 ペ ン 荻野忠 伊 藤
野手
捕手 里 崎 田中雅
内野 ホワイトセル 井 口 今 江 根 元 福 浦 大 松 鈴 木
早 坂 細 谷
外野 角 中 サブロー 岡 田 清 田 荻野貴
次点 金 澤 塀 内 青 野 渡辺正 南竜 工 藤 伊志嶺
故障 神 戸 退団 今 岡
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2012年11月25日 (日)

プロ野球戦力分析【オリックス編・2012終了】

Image1211bs 2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ6位のオリックスバファローズ。エース金子、攻守でチームを引っ張る坂口が5月で故障離脱すると、得意の交流戦でも負け越し。シーズン途中で補強も行ったが、8月以降はドロ沼の12連敗を含む11勝28敗で岡田監督が休養に追い込まれた。森脇監督代行(来季の監督就任)が5連勝でシーズンを終えたのがわずかな光か。

【野手編】
Image1211bsorder 李大浩が唯一の全試合出場。24HR、91打点で1年めから打点王のタイトル。T-岡田は4月好調も、故障が響いて10本どまり。坂口のケガで外野もできるスケールズ(元日本ハム)を緊急補強、ルーキー・川端も125試合出場したが、カバーしきれなかった。後藤や大引も低調に終わり、キャッチャーも故障と拙守で首脳陣の怒りを買い、固定できなかった。鈴木、日高が抜けて新監督の下で立て直し。シーズン終盤、宮崎や深江といった足の使える若手を試せた事を来季へ活かせるか。

【投手編】
金子(4勝)や寺原(6勝、FA流出)ら故障に次ぐ故障で先発ローテが回せなくなる事態に。それでも西(8勝)が肩痛から復活して10月にノーヒットノーラン。国内復帰の井川は脇腹痛、ひじ痛で2勝に終わったが、体を作り直せば復活なるか。左の前田(3勝)も足がかりにしたい。左の中山がシーズン途中からリリーフに回り14ホールド。セットアッパーとして期待されたミンチェが5点台と結果を残せなかった。岸田が9月に離脱すると、平野(70試合)が抑えに回る場面も。来季は投手陣の立て直しに。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 木佐貫 西 マエストリ 小 松 前 田
中継 平野佳 中 山 香 月 吉 野 ミンチェ 海 田
抑え 岸 田
次点 フィガロ マクレーン 佐 藤 比 嘉 塚 原 古 川 山 田
故障 金 子 寺 原 井 川 近 藤
野手
捕手 伊 藤 日 高 横 山
内野 李大浩 後 藤 バルディリス 大 引 安 達 縞 田 梶本勇
外野 T-岡田 川 端 スケールズ 野 中 竹 原 宮 崎
次点 斉藤俊 高橋信 山崎浩 小 島 中 村 赤 田 深 江
故障 坂 口 駿 太 退団 鈴 木 北 川 森 山 スケールズ
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2012年11月24日 (土)

プロ野球戦力分析【巨人編・2012終了】

Image1211g 2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ1位の読売ジャイアンツ。村田、杉内のFA補強もあり圧倒的な戦力だったが、まさかの開幕ダッシュに失敗。それでも4月に最大7あった借金を5月の10連勝で一気に完済。苦手とされた交流戦で初優勝すると、7月からは勝率7割ペースで首位を独走した。CSでは中日に追い詰められたが、3年ぶりの日本一に。

【野手編】
Image1211gorder キャプテン・阿部が首位打者、打点王(.340、27HR、104打点)の二冠でMVP。足の故障を抱えながら4番を担った。一時は村田も4番に入ったが、後半戦は不調に陥って58打点どまり。4月下旬に長野と坂本の打順を入替え、2人揃って最多安打のタイトル。ボウカーは極度の不振にあえいだが、ポストシーズンの活躍で契約更新。後半戦、復活した松本哲の機動力、守備力が光った。矢野も左キラーとして存在感を増し、石井義の驚異の代打成功率(.405)もCSでチームを救った。

【投手編】
内海が15勝で2年連続の最多勝。ソフトバンクから移籍組の杉内、ホールトンが12勝。澤村も2年目のジンクスに耐えて10勝10敗。CSでは本来の調子を取り戻した。20歳の宮國も1軍デビューを果たして6勝。久保、越智が故障で使えず、リリーフ陣では左のルーキー・高木京(0.57)、右の福田(25HP)が活躍。絶対的なリリーフに成長した山口(47HP、0.84)につないだ。160キロをマークしたマシソン、15HP・32セーブを挙げた西村健と3人の“スコット鉄太朗”でゲーム終盤を締めた。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 内 海 杉 内 ホールトン 澤 村 宮 國
中継 山 口 マシソン 高木京 福 田 高木康 小 山
抑え 西村健
次点 ゴンザレス 田 原 江柄子 小 野 笠 原 野間口 東 野
故障 久 保 越 智 星 野
野手
捕手 阿 部 実 松 加 藤
内野 ボウカー 藤 村 村 田 坂 本 寺 内 石井義 古 城
外野 長 野 高橋由 松本哲 矢 野 鈴木尚
次点 市 川 小笠原 エドガー 亀 井 中 井 大 田 加治前
故障 退団 中 谷
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2012年11月23日 (金)

プロ野球戦力分析【中日編・2012終了】

Image1211d 2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ2位の中日ドラゴンズ。共に70歳オーバーの高木新監督、権藤コーチの喧騒もありながら、思い切った選手起用も当たり、シーズン通して勝率5割を下回ることはなかった。最後は首位から10ゲーム離されたが、CSではエース吉見が不在のなかで首位巨人を相手に奮闘。あと1勝という所まで追い詰めたが、日本シリーズ進出には及ばず。

【野手編】
Image1211dorder 3年目・大島が初の規定打席到達。.310、32盗塁(盗塁王)でリードオフマンの座に。井端が3年ぶりに規定打席到達。故障も抱えながら安定した内容で、CSでは2番、3番でアライバを並べるオーダーも見られたが、シーズン中は5番、6番を担った。ブランコの故障や森野の不振もあり、中軸が固定できないシーズンで和田(.232→.285)が全試合出場で持ち直した。堂上剛が代打成功率.282の高さを見せている。高卒ルーキー・高橋周は41試合で2本。来季はレギュラー挑戦へ。

【投手編】
吉見が2度の離脱ながら13勝で5年連続の2ケタ勝利。プロ通算5勝の山内が10勝。CSでは左の大野(24歳)、右の伊藤準(21歳)が先発で活躍し来季に期待。リリーフ陣では浅尾が肩の故障で本来の調子を残せず、5月に離脱。苦しい台所事情を新人の田島(35HP)、ソーサ(26HP)が150キロ超の速球を武器にフル回転でしのいだ。山井がロングリリーフ、抑えとフル回転。岩瀬が800試合登板、33セーブながら打ち込まれる場面が増えてきており、終盤はダブルストッパーに。

【1軍登録選手(投手13人、野手15人)】
投手
先発 吉 見 山 内 中田賢 岩 田 大 野 山本昌
中継 浅 尾 田 島 ソーサ 小林正 武 藤
抑え 岩 瀬 山 井
次点 川 上 伊藤準 雄 太 朝 倉 高橋聡 鈴 木 三 瀬
故障 ソ ト 退団 ネルソン 平 井 小笠原 久 本
野手
捕手 谷 繁 小 田 福 田
内野 ブランコ 荒 木 森 野 井 端 山崎武 堂上直 岩崎達
外野 大 島 和 田 平 田 堂上剛 藤 井
次点 前 田 中田亮 柳 田 高橋周 野 本 松井佑
故障 退団 英 智
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2012年11月18日 (日)

プロ野球戦力分析【ヤクルト編・2012終了】

Image1211s 2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ3位の東京ヤクルトスワローズ。開幕前は巨人の対抗チームとして、4月は1位。5月の10連敗で一気に崩れたが、その後は5割をやや下回る所でキープ。9月は16勝8敗でカープとのCS争いを制した。主力の故障者が続出するも、代わりの選手が穴を埋めるリーグトップクラスの打撃力でシーズン終盤を勝ち抜いた。

【野手編】
Image1211sorder 助っ人野手が故障もありながら大活躍。バレンティンが31発で規定打席に未到達ながら2年連続のホームラン王。ミレッジが3割、21発でポスト青木として十二分の活躍。一時は4番も座った。福地、宮出が現役引退したが、シーズン終盤まで活躍。外野枠を固定できず、起用される場面も目立った。センターでは上田、雄平、松井淳、比屋根といった所での競争に。キャッチャーでは4年目・中村が強肩を武器に90試合マスクを被っており、ポスト相川として成長してきた。

【投手編】
先発5人が規定投球回に到達。2ケタ勝利は館山(12勝)、村中(10勝)の2人。エース石川は8勝(12敗)どまり。新外国人のロマンも谷間を埋めた。リリーフ陣では2人の若手を抜擢。右の3年目・山本哲が1点台、19HPで8回を任された。左では4年目・日高が66試合登板でフル回転、去年の久古の例もある分、あとは来季への疲労が心配。イムが開幕前の故障で登板できず今季限りで退団、バーネットが抑えで33セーブ。18試合連続無失点など安定感を見せた。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 館 山 石 川 ロマン 村 中 赤 川
中継 山本哲 押 本 日 高 増 渕 正 田 松井光
抑え バーネット
次点 七 条 平 井 阿 部 久 古 中 澤 八 木 フェルナンデス
故障 由 規 松 岡 林昌勇 山本斉 退団 一 場 小野寺
野手
捕手 相 川 中 村 新 田
内野 畠 山 田中浩 宮 本 川 端 森 岡 三 輪
外野 ミレッジ バレンティン 雄 平 福 地 上 田 武 内 飯 原
次点 川 本 藤 本 山 田 荒 木 水 田 野 口 ユウイチ
故障 川島慶 松井淳 比屋根 退団 福 川 福 地 宮 出
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プロ野球戦力分析【広島編・2012終了】

Image1211c 2012シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ4位の広島東洋カープ。主砲の栗原が4月にチームを離脱。交流戦を乗り切ると、投打のバランスが噛み合いだした。7月に12勝5敗の大幅勝ち越しで3位浮上し、初のクライマックスシリーズ進出も見えたが・・・9月にヤクルトとの直接対決3連敗を含む6勝17敗と大失速。惜しくも15年ぶりのAクラス入りを逃がした。

【野手編】
Image1211corder 野村監督が3年目・堂林を全試合使い続けて.242、14HR。サードでの29失策は今後の課題だが、思い切りの良い打撃で一躍、将来の主軸候補に。7月に補強したエルドレッドが4番で11発。終盤こそ研究されたが、後半戦のチームを救った。41歳の天才・前田智も驚異の代打成功率(.327)はお見事。梵と堂林を除いてレギュラーを固定できず、特にキャッチャーの相次いだ故障が目立った。ルーキーでは菊地が故障の東出をカバー、俊足で今後も出場機会のチャンス。

【投手編】
マエケンが14勝、3年連続で200イニングを投げた。大竹(11勝)も3年ぶりの2ケタ。ルーキー野村もシーズン終盤、勝ちに恵まれなかったが9勝(11敗)で新人王。防御率1点台でローテを守り通した。リリーフでは3年目・今村が69試合(28HP)とフル回転。チーム記録となる29試合連続無失点で夏の快進撃に。故障組だった右の横山、左の河内が復活を遂げたのも頼もしい。サファテがシーズン途中に抑え役を外され、ミコライオが21セーブ。配置転換の際、チーム内でうまくいかなかった。

【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
投手
先発 前田健 バリントン 野 村 大 竹 今 井 福 井
中継 今 村 サファテ 河 内 横 山 中 崎
抑え ミコライオ
次点 篠 田 齊 藤 岸 本 江 草 中 田 中村恭 菊地原
故障 青木高
野手
捕手 石 原
内野 エルドレッド 菊 池 堂 林 東 出 安 部 木 村
外野 天 谷 赤 松 廣 瀬 前田智 中 東
次点 白 濱 會 澤 松本高 岩 本 井 生 松 山 鈴 木
故障 栗 原 小 窪 バーデン ニック 退団 石井琢
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