プロ野球戦力分析【ソフトバンク編・2011終了】
2011シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ1位の福岡ソフトバンクホークス。新加入の内川をはじめ、大型補強に成功。投打のバランス良く、交流戦を10連勝を含む18勝4敗で優勝すると、後半戦も勢いそのまま。貯金は43まで伸ばし、全11球団から勝ち越し。2位に17.5ゲーム差をつけての完全優勝。そのなかで180盗塁の機動力や若手の起用も目立った。
【野手編】
内川が足の故障を抱えながら、.338で両リーグでの首位打者。リーグMVPにも選ばれた。フルイニング出場を果たした川﨑(31盗塁)、本多(60盗塁)、松田(27盗塁)の機動力も得点源に。松田は故障体質の中、キャリアハイの25HRでシーズン終盤には4番起用。開幕は2軍スタートだった長谷川も下位で.293と存在感。小久保、松中ら故障の多いベテラン勢の穴を埋めた。若手では5年目・福田が22盗塁。内外野でスタメン起用される場面も増えてきた。
【投手編】
左の和田(16勝)、杉内(8勝)に加え、ホールトンが19勝で最多勝。この3人が今オフ抜けるのは無しにして、先発転向の攝津が14勝と右の先発で勝てたのが大きい。次いで育成枠上がりの山田、大場も7勝、岩嵜も6勝と若手も出てきた。リリーフでは左の森福が60試合登板。34Hで勝ちパターンに抜擢された。抑えの馬原が不振と故障で離脱した分、ファルケンボーグ(20H19S)が代役。7月から31試合連続無失点。日本シリーズはクローザーでも起用された。
【1軍登録選手(投手12人、野手16人)】
| 投手 | |||||||
| 先発 | 和 田 | 杉 内 | ホールトン | 攝 津 | 山 田 | 大 場 | |
| 中継 | ファルケン | 森 福 | 金 澤 | 吉 川 | 大 隣 | ||
| 抑え | 馬 原 | ||||||
| 次点 | 岩 嵜 | 藤 岡 | 金無英 | 柳 川 | 久 米 | 高橋秀 | 神 内 |
| 故障 | 甲 藤 | 新 垣 | 小 椋 | 退団 | 藤 田 | ブラゾバン | |
| 野手 | |||||||
| 捕手 | 細 川 | 山 崎 | 高 谷 | ||||
| 内野 | 小久保 | 本 多 | 松 田 | 川 﨑 | カブレラ | 明 石 | |
| 外野 | 内 川 | 長谷川 | 多 村 | 松 中 | 福 田 | オーティズ | 城 所 |
| 次点 | 堂 上 | 今 宮 | 小 斉 | 仲 澤 | 江 川 | 中 村 | 柳 田 |
| 故障 | 田 上 | 中 西 | 退団 | 清水将 | 森 本 | 柴 原 |
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2011シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ2位の北海道日本ハムファイターズ。今年は開幕ダッシュに成功し、貯金24の同率首位で前半戦を折り返し。ただ8月末、梨田監督の解任報道もあり、9月は6勝18敗と一気にチームが崩れた。3位と12.5ゲーム差あった所から、なんとか2位こそ死守したが・・・CS第1ステージで敗退。栗山新監督の下、チームの建て直しが急務。
小谷野が47打点(昨年109)と大不振。夏場は4番を外された。代役の中田も低打率ながら18発91打点。4年目で1年間、1軍を守った。強肩の6年目・陽岱鋼がライトに定着、勝負強さもあり1,2番で存在感。稲葉が肩痛もあり、DHや1塁での出場にシフトしたが1936安打でシーズン終了。ホフパワーも12発どまりと期待はずれ。リードオフマンの田中賢が交流戦で骨折。シーズンを棒に振る形に。今年は金子誠も故障続きからの不振でショートも固定できなかった。
2011シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ3位の埼玉西武ライオンズ。「最下位からの逆襲」─ここ何年かのリリーフ陣崩壊に、先発も奮わずオールスター前に9連敗。7月から2ヶ月、最下位に沈んでいたが、9月は10連勝を含む19勝5敗の驚異的な数字で、最大15あった借金を一気に返済。シーズン最終戦でCS進出を決め、その勢いで第1ステージも突破した。
統一球に負けず“おかわり君”こと中村が48発、116打点でダントツの二冠。中島も100打点に到達した。ただリードオフマンの片岡が不振と故障でスタメン落ち。代役の原が51犠打で2番の仕事を果たした。栗山も.380とリーグトップの得点圏打率。3年目・浅村が内外野で起用され137試合出場。思い切りの良い打撃で将来の中軸候補に。シーズン終盤、ルーキー・秋山がセンター定着。強肩、俊足で存在感。CSも含め、フェルナンデスが勝負強さを見せたが退団。
2011シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ4位のオリックスバファローズ。エース・金子千の故障もあり開幕から出遅れたが、今年も交流戦で勢いを取り戻した。さらに9月には18勝6敗のハイペースで混戦の3位争いから抜け出し、2位ファイターズに1.5差まで迫ったが、逆に最下位のライオンズが猛追。シーズン最終戦に敗れ、わずか1毛差でCS進出を逃してしまった。
T-岡田が16本、85打点にとどまり、一時は荒療治で2軍にも落とされた。チームトップはバルディリスの18本。イ・スンヨプも開幕からスランプで起用に苦しんだ。交流戦では坂口(.412)、田口(.363)の1,2番が大当たりしたが、故障もあり田口は一転、戦力外に。後半戦、中軸の後藤が4割近い高打率でチームが躍進。赤田もDHでの出場も続きながら、下位で3割キープ。課題のキャッチャーは4年目・伊藤がチームトップの60先発。ベテラン鈴木との併用の形になってきた。
2011シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ5位の東北楽天ゴールデンイーグルス。「見せましょう、野球の底力を」─
メジャー返りの松井稼は西武時代に守ったショートで1年出続けたが.260、9HR。岩村は大スランプと故障で1軍に残れなかった。それでも聖澤(52盗塁)、内村(31盗塁)の機動力はリーグ有数。高須がサブポジションのサード、しかも3番に座る機会が多かった。そのウラで、ポイントゲッターの鉄平が打撃不振、山崎武も11HRで戦力外。去年3割打った嶋も打撃は低迷し、チームの誤算に。シーズン後半では故障明けの牧田が勝負強さを発揮。外野のレギュラー奪取なるか。
2011シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はパリーグ6位の千葉ロッテマリーンズ。昨年“下克上”で制した後、主力が抜けて苦しいシーズンが予想された。故障者も続出し、5月に抹消されたサブロー(選手会長)が6月末へ巨人にトレード。カスティーヨの緊急補強も夏場以降、打線も低迷していった。投手陣も持ちこたえられずにチームは失速。9月は5勝18敗と3位から一気に崩れ落ちた。
岡田がリードオフマンとして全試合出場で41盗塁。守備範囲の広さは飛びぬけていた。ショートコンバートの荻野貴も再び故障で離脱。来季は再び外野復帰か。後半戦からルーキー・伊志嶺(32盗塁)が1番に起用され、機動力野球を構成。ただ中軸の井口が73打点ながら、夏場1割台で得点できず。パンチ力のある金泰均や大松が1軍に残れず、チームはリーグ50年ぶりの2ケタ本塁打がいない貧打ぶり。5年目・角中が固め打つ場面も見られ、外野の一角を担う。
2011シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ1位の中日ドラゴンズ。シーズン途中で落合監督の解任報道が流れた後、9月中旬から23勝5敗の驚異的なペース。最大「10」あった首位スワローズとのゲーム差を10月にひっくり返し、直接対決4連戦で全勝して2年連続優勝。チームは低打率に苦しみながら、持ち前の投手力で接戦を制し、セットアッパーの浅尾がリーグMVP。
井端を2番に固定した9月、往年の“アライバ”2人が打率3割超えで、チームは勝率5割付近から急浮上。夏場には故障で離脱した谷繁も10試合連続打点で、一時は5番にまで昇格した。フォーム改造に取り組んだ和田が大不振。目の不調もあり夏場に2軍落ちしたが、10月&CSでは復調。森野、ブランコの中軸も低調に終わり、得点は去年から-120点。故障もあってオーダーが固定できない中、若手では6年目・平田が持ち前のフルスイングで11HR、と今後に可能性。
2011シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ2位の東京ヤクルトスワローズ。昨シーズン途中から就任し勝率トップの小川監督。その強さそのままに、前半戦は貯金14、8ゲーム差での首位ターン。夏場に失速しながら、9月には12勝1敗のハイペースで優勝も見えた。しかし10月、ドラゴンズに直接対決で4連敗。引き分けも多く、シーズン大半を首位にいながら、最後で優勝を逃した。
開幕ベンチの畠山が5試合目から4番に定着。23HR、85打点でチーム躍進のキーマンに。ただレフトの守備は厳しく、後半戦はファースト固定。ホワイトセルの仕事場を失ったか。新戦力バレンティンも低打率ながら31発でタイトル。青木も3割を切り、この2人が不振だった夏場は大失速。それでも41歳の宮本が秋口に奮闘。シーズン打率3割、GG賞も獲って苦しいチーム状態を救った。終盤、故障者が続出し、ショートには公式戦未出場の山田、レフトには上田を使う場面も。
2011シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ3位の読売ジャイアンツ。開幕直後は節電指令で東京ドームでのホームゲームができず。統一球の影響で前半戦は小笠原、坂本がスランプ。阿部も故障で出遅れ、チーム打率は2割3分と低迷。しかし機動力を織り交ぜながら、投打が噛み合いだすと8月には7連勝で一気に5割復帰。優勝争いには加われなかったが、貯金9でシーズン終了。
長野が2年目で首位打者のタイトル。一時は4番も打ったが不発。4番を守り続けたラミレスが故障で連続出場もストップ。緩慢な守備面で狙われた。シーズン終盤は阿部が4番に定着し、チームをAクラスに引き上げた。小笠原が大スランプ&故障で、2000本安打も時間がかかった。サードの外国人は2人共、結果を残せず。シーズン途中、高橋信(日本ハム)、大村(ロッテ)の主力を引き抜いたが、起用に苦しんだ。5月から、4年目・藤村をセカンドで抜擢し28盗塁で初タイトル。
2011シーズン終了後、12球団戦力分析。今回はセリーグ4位の阪神タイガース。統一球の影響で前半戦は打線が低迷。投打のバランスが崩れて6月には借金11まで増えて最下位に転落したが、藤井、関本のスタメン起用でチーム状況が好転。8月末で首位に2.5差の2位まで迫ったが、9月のスワローズとの直接対決で6戦全敗。Bクラス落ちとなり、真弓監督は辞任に追い込まれた。
新井が93打点でタイトルを獲ったが、波が激しく4番を外される場面も。鳥谷、マートンが2年連続の3割をマークし、リーグトップのチーム打率。手術明けの城島がひざ痛を抱えながら暴投を止めれず、6月に離脱。代わった藤井が守備面で助けた。関本をセカンド、平野をセンターに起用した布陣で夏場は攻勢に。また3年目・柴田が夏場からスタメン起用されるようになり、センターのレギュラー獲りへ。肩痛と戦いながらの金本も.218、12HR。代わりのレフトが出てこなかった。


