高校生ドラフトでの抽選ハプニング。
実力のある大学生や社会人はドラフト前に、意中の球団に入ることを発表して、円満なようにも見えるのですが・・・高校生は意中の球団をドラフトまで公に出来ないんですよね。しかも競合となると、意中の球団が指名してくれたのにもかかわらず、他のチームが当たりくじを引いてしまったり。
今回、抽選は3組。まず、大阪桐蔭の辻内投手(甲子園で沸かせた150キロ左腕!)には巨人とオリックスが指名。2組めは、福岡第一高の陽仲寿内野手にはソフトバンクと日本ハムが指名。最後に、報徳学園高の片山投手は広島と楽天が指名。
そして抽選の結果、辻内はオリックス、陽はソフトバンクが単独交渉権を獲得。陽選手は以前からソフトバンクでのプレーを望み、辻内も「オリックスはいいチーム」とコメントを出していたんです。抽選で当たりくじを引いたと思った、オリックス・中村GMは大喜びし、巨人・堀内監督はションボリ。しかし、巨人・清武球団代表がくじを確認したところ、「交渉権獲得」の印が。
当たりくじだと思われたそのくじには、「NPB」のマークが入っていたようで、勘違いしたみたいですね。しかも、NPB側も開封時に確認せず、(勘違いの)ガッツポーズで判断してしまうとは。当選と落選がひっくり返り、陽選手はショックの色を隠せず、辻内投手は「巨人でプレーしたかった」と笑みを浮かべながら逆転勝利のコメント。
単純なミスで、高校生を傷つけないでもらいたいですよ!陽選手が日本ハム入りするのか、プロ入りを拒み、数年後のソフトバンク入りを選ぶのか。次の焦点はココですね。
そういや、片山投手は楽天が当たりくじを引いて覆らなかったんですね。我らのタイガースは、競合が予想される辻内投手の指名を回避して、辻内らと並び「ナニワの4天王」と称された本格派右腕、近大附・鶴直人投手を指名。(右ひじ痛の具合は大丈夫なんでしょうか?)
◆阪神・岡田彰布監督 「鶴投手の指名は今朝決めた。右投手の中で1番の評価だった。チームの中にいい手本もいるし、じっくり2軍で体をつくって先発完投タイプの投手に育ってほしい」2005年度 高校生ドラフト指名選手一覧
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